すずらんで有名な入笠山は、スキー場のゴンドラを利用して簡単に登れるようになりました。
冬でも短時間で雪の山頂に立て、360度の素晴らしい展望を楽しむ事が出来るようです。
2005.1.22(土) | 富士見駅 | _ | ゴンドラ駅 | ~~~ | 山頂駅 | _ | 入笠湿原 | _ | 入笠山 | _ | 山彦荘 | _ | ゴンドラ駅 | _ | 富士見駅 |
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快晴 | 08:37着 08:40発 | 10:10 10:20 | 片道1000円 往復1600円 | 10:30 10:35 | 10:50 | 11:45 12:45 | 13:20 13:40 | 上14:00着 下14:30発 | 15:20着 15:35発 |
往きはゴンドラを利用し、帰りは青柳駅まで歩く予定で、高尾駅6:15発の松本行始発に乗りました。勝沼ぶどう郷から見た南アルプスは、8日に見たモルゲンロートより少し明るくなっていました。春には遠く寒さはこれからというものの、確実に朝が早くなっているのが感じられます。 |
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韮崎を過ぎ、穴山、日野原辺りの区間は左右の景色を見るのに忙しくなります。 |
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左には鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳、鋸岳が迫ってきます。甲斐駒、摩利支天の左に見えている白い山はアサヨ峰のようです。 |
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地図を見ながら右に左に折れながら進みますが、「道標あり」と記されていても、もうこの道を歩く人はいないのか道標は全く見かけません。「原の茶屋」を通り過ぎてしまい、一本行き過ぎたという認識で歩いていましたが、迷ってしまいました。スキー場の気配のする方へ行きましたが、結局民家の畑で行き止まり。大きな車道に戻り、頭にスノボーを載せている車の走る方向に進みました。原の茶屋~松目間には、地図にはない新しい道が、一本増えていたようです。 |
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山頂駅で降りれば目の前にはどーんと八ヶ岳! |
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山頂駅の裏の林道へ向かうとザック姿の同族がいて、なにやらホッとうれしい。雪はサラサラなので、アイゼンはなくても大丈夫そうです。林道を少し歩いて、途中から左の入笠湿原に下ります。夏には色とりどりの花が咲き乱れる入笠湿原も、今は静かなモノトーンの世界。白い雪原に、シラカバの白い幹が印象的です。 【入笠湿原】 |
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入笠湿原から上がった所にある山彦荘は今は閉まっていました。ここからまたしばらく林道歩き。前を行く4,5人のグループはスノーシューをつけています。左にお花畑の白い斜面が見えてくるとまもなくマナスル山荘ですぐ先の御所平峠からは中央アルプスがきれいに見えていました。 |
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左手の登山口からは、トレースのついたサラサラの雪道で歩きやすい。前方の男性はスキーをつけたまま登って行きました。もう下りてくる人もいて、スノーシューの人、アイゼンの人いろいろです。 |
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入笠山 山頂に着きました。 |
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東には白い八ヶ岳が大きく広がっていて、左の方には霧ヶ峰や諏訪湖も見えています。 【入笠山の山頂からは、正面に素晴らしい八ヶ岳】 |
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南には富士山と鳳凰、甲斐駒、鋸岳が見えています。逆光ですが仙丈ヶ岳の白いカールはよく見え、奥には北岳の頭も少し見えていました。 |
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西には中央アルプスと木曾御嶽山がよく見えます。 【中央アルプス、右奥は御嶽山】 |
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更に乗鞍岳から北アルプスの峰々が白く続いていました。 【北アルプス方面】 |
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入笠山の山頂は広場のようで風を遮るものがありませんが、東面に座れば風もあまり当たらず寒くありません。目の前の八ヶ岳を眺めながら昼食タイム。 |
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サラサラ雪を下りまたお花畑の横に出ました。 |
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マナスル山荘から林道を歩き、山彦荘まで戻りました。
入笠山荘の先まで進んで青柳駅方面へのトレースがあるか分岐まで行ってみましたが、車も人も通った形跡がありません。 |
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もう一度入笠湿原を歩きたいので林道をまた山彦荘まで引き返し、湿原を通って山頂駅に行きました。午後になっても八ヶ岳はくっきりきれい。今日のスキーヤーはラッキーです。往復なら1600円のところ、1000円の片道切符を二回買う事になりました。電車の時刻にはまだ時間があるので、しばらく景色を眺めて下りる事にします。 |
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帰りは迷うことなく富士見駅に着きましたが、よくよく地図を見ればゴンドラ駅へは「すずらんの里」から歩いた方がずい分近いようでした。この「すずらんの里」という駅は、いつからあるのかちょっと気付きませんでした。 |
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今日の入笠山は山道より車道歩きの方が長かったけれど、展望がとても素晴らしく全体にのんびり出来た山行でした。若い頃の入笠山は車道工事をしていましたが、富士見駅から登り青柳駅へ下りた事があります。今は直下まで車で行けるようになりゴンドラも出来て、いつでも気軽に素晴らしい展望を楽しめる山になっていました。 |