今日は出発が遅くなってしまいましたが、お天気も良さそうなので、駅からすぐ登れる中央沿線の高川山に行く事にしました。初狩駅を出て、右に折れ、少し先でガードをくぐって左折、あとは道標に従って道なりに曲がりながら車道を進みます。明るい畑と自徳寺墓地の間の上り坂から振り返ると、滝子山が大きく見えます。 |
【新道の登山口】 |
植林に入ってまもなく、以前あった「落石注意の旧道」の入り口は見当たりませんでした。
少し先に登山口があり、道標ではここが新道となっていて、前回歩いたこの先の「沢沿いの新道」は玉子石コースと名称が変わっていました。今回はこの新道から入ります。 |
けっこうな急坂ですが距離は短く、やがて大きな松の木の先で男坂女坂の分岐になりました。
雑木で明るい男坂へ進むと、はじめは細かいジグザク道です。だんだん勾配もきつくなり、途中にロープもありましたが、ぬかるんでいる時などは役立ちそうです。
まもなく女坂と合流、この辺りから前後に人も多くなってきました。
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【男坂、女坂の分岐】 |
【小笹の明るい雑木道】 |
緩やかになり、だんだん小笹の広がる気持ちのいい雑木道になります。
山頂近くになり、やがて屏風岩へ続く道との分岐に出ます。前回、写真付きの立派な案内板があったのですが、今はありませんでした。帰りは、この分岐から屏風岩へ向かいます。 |
高川山 山頂に着きました。
ここには方位盤があり、360°展望が開けています。人気も高く、沢山の人が寛いでいましたが、このあとも続々と到着して大賑わいになりました。 |
【高川山】 |
【富士山の上に白い雲】 |
今日の富士山は快晴のわりに霞んでいますが、上はまあまあ。交互に連なる山々の、奥に見える富士山はなかなか素敵です。
上にポッカリ白い雲が浮かんでいます。 |
北は滝子山からハマイバ丸、黒岳、そして雁ヶ腹摺山がすっきり見渡せます。
来年こそはあの辺りを歩こうと、しばらく地図と交互に眺めていました。 |
【滝子山~黒岳】 |
南面の岩の上での昼食後、もう一度景色を眺めて出発。屏風岩へ廻るので来た道を一旦戻り、さっきの分岐から左へ折れます。 山腹の道を少し行くと、右の女坂方面へはっきりとした道が下りていますが、地図では稜線伝いに西よりなので、そのまま植林と雑木の境道へ進みました。ところがこれが、ヤブと落ち葉の急な下り。”この先もこんなかしら”とちょっと不安になりましたが、下り切ってしばらくするときれいな登山道と合流しました。さっきの女坂方面の道を行けば、やや迂回するもののきちんとこちらへ来れたようです。もしかすると、その女坂の分岐にあの写真入の案内板があったのかも知れません。
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【狭いピークの羽根子山】 |
緩やかになった道を少し行くと、短いながらも急登が待っていました。端に行かないように、細いロープで誘導しています。
上がった狭い尾根上のピークが896地点で、羽根子山の札がかかっていました。アカマツや雑木に囲まれ、樹間からは高川山がよく見えます。向こうの賑やかさに比べ、こちらのルートはとても静かで誰もいません。 |
この先10分程で、やはりアカマツに囲まれた小ピークに着きました。神馬沢山の黄色い看板があるだけで、ここからはややヤブっぽい道が続きます。手で払いながら進み幾つか小ピークを越えて、やがて大岩への登りになりました。 |
右の尾根伝いに、狭い露岩の急坂を登って行くと大岩山です。 ここも松などの疎林の中ですが狭くはなく、日が当たり明るいので休憩しました。ここからの富士山も良さそうですが、今は傾いた逆光で殆ど見えません。
屏風岩へは右に一旦急降下して、植林を抜け登り返します。 |
【樹林に囲まれた大岩山】 |
【鶴ヶ鳥屋山が見える屏風岩山】 |
上がった所から初狩駅へは右ですが、左へほんのわずかで屏風岩です。
屏風岩は南西面が切れ落ちていて、横に鶴ヶ鳥屋山が大きく見えていました。ここからの富士山も素晴らしいのでしょうけど、冬はちょうど日の沈む方向なので午前中に来ないと綺麗に見えないようです。
帰りの電車の時刻を調べて、しばらくゆっくりしていました。
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このあとはさっきの分岐に戻り、駅方面へ下ります。直下は短いながらも、かなりの急斜面です。その先、途中から右に道が下りていましたが、だんだん枯れススキのはっきりしない道になりました。
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踏み跡を辿って車道に出ましたが、見ればちょっと左に行った所に入り口がありました。逆ルートで登る時は、黄色の看板のあるススキの中が登山口です。
あとは車道をまっすぐ下り、右に折れれば朝に通ったガード下に出ます。 |
【屏風岩への登山口】 |
高川山は駅から1時間半くらいで、富士の眺めが素晴らしい山頂に立つ事が出来ます。人はいつも多いようですが、なんといっても駅から近いのでとても便利な展望の山です。 |