奥多摩三山のひとつ三頭山は、ブナの原生林に囲まれた味わい深い山です。
山頂は賑やかですが、北からのルートは、比較的静かな山道歩きが出来ます。
今回はネットで見つけた向山~神楽入ノ峰のルートで登ってきました。
2004.12.11(土) | 余沢 | _ | 向山 | _ | 鶴峠分岐 | _ | 神楽入ノ峰 | _ | 三頭山 | _ | 入小沢ノ峰 | _ | ヌカザス山 | _ | 陣屋 |
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快晴 | 08:15着 08:15発 | 09:35 09:50 | 10:45 10:50 | 11:35 11:40 | 12:15 13:00 | 13:35 13:40 | 14:00 | 15:05着 15:10発 |
まだ登ったことのないムロクボ尾根は植林が多いのかなと、ネットで調べていたら向山からのルートがある事を知りました。(kanamoriさんの山の写真集) |
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バス通りを少し戻り、右下の車道へ折り返しました。 |
少し行けば、右手に道標が見え、土止め段の登山道が始まります。ここからは植林の急斜面ですが、道は大きく九十九折れに付けられているので、勾配は緩やかです。初めはヒノキやカラマツ、アカマツといった針葉樹の植林ですが、やがて落葉した広葉樹林になりました。 |
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登山口から30分ほどで、上へ「展望台経由向山」、右へ「向山」という道標が現れ、きのこの形のあずま屋が見えてきました。すぐ横にトイレもあります。 |
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向山までの辺り一帯は、小菅村の植物園として整備されていて、木には簡単な説明文入りの名札が掛けられていました。花も葉もない今は、幹の模様を見ながら進みます。 |
やがて東に回り込むようにして短い植林帯を抜けると、朝日が当たるようになり、右上に櫓の展望台が見えて来ました。手前に「向山」の道標があり三頭山へは左を指していますが、すぐ右上の展望台へ寄ってみます。 |
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すぐ下のさっきの道標まで戻り、三頭山に向けて出発。やや広めの尾根を東に進みます。 |
所々に道標もある緩やかな道はしばらく続きましたが、ブナが目立ってくるとやがて右に土止め段が見えてきました。 |
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この鶴峠分岐あたりからは、振り返ると冬枯れの木々の間から飛竜山~雲取山~鷹ノ巣山などの石尾根が見えます。下には、朝 バスで渡って来た深山橋も小さく見えていました。 |
すぐに、小焼山を巻くように左へ道が続きますが、小焼山は小さなピークなのでちょっと寄ってみようかな、と右手に上がってみました。 |
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小焼山を巻いてからやや登り坂になり、やがて三頭山北西を大きく巻いて入小沢ノ峰へ向かう道との分岐です。 |
登りきったピークが神楽入ノ峰のようですが、ここは木立の中で、更に平坦道を少し進んだ先の小ピークの方が見晴らしはいいようでした。一旦下って、登り返した狭い岩のピークで三頭山から下りてきた人に出会いました。今日初めて出会う登山者です。 |
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三頭山 山頂に着きました。 |
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入小沢ノ峰までは、午後の光が差し込むブナ林の緩やかな下りです。この辺りも気持ちのいい落ち葉道で、時々登って来る人達と出会いました。 |
さて、ここからは急坂「オツネの泣き坂」です。転げ落ちそうな、滑りやすい急坂を木につかまりながら慎重下ります。下りきって少し先に左へ巻き道がありましたが、今は通行禁止のロープがかかっています。 |
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アセビの小ピークを過ぎて、ヌカザス山頂の少し手前、ムロクボ尾根の分岐に出ました。 |
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ここを過ぎると、あとは緩急交互の雑木道になります。所々ある植林は東側なので、下りはずっと西日の当たる明るい落ち葉の道です。 |
向山から三頭山のコースは広葉樹が多く、静かでとてもいいコースでした。道標もあり、迷うようなところもありません。新緑や紅葉の頃にも来てみたいなと思い、好きな道がまた増えて感謝の山行でした。 |