三ッ峠山



三ッ峠山は、雄大な富士の眺望が得られる木無山、開運山、御巣鷹山の総称です。
ルートも多いのですが、今回は三ッ峠駅から歩ける表登山道を登って来ました。


2004.11.23(祝) 三ッ峠駅_いこいの森_大曲上_八十八大師_開運山_木無山_送電鉄塔_富士見台駅
快晴 08:20着
 08:25発
09:20
09:30
10:10
10:15
11:05
11:15
12:00
12:35
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14:15
14:20
15:25着
15:30発



富士急行線の三ッ峠駅で下車。改札を出ると、左に「三ッ峠登山口」と大きな看板のような道標があります。少し先のガードをくぐると、前方にはアンテナ塔の光る三ッ峠が聳えるように見えているので、山頂を見つめつつ歩きます。三ッ峠グリーンセンターから左の車道に進み、大山祗神社、さくら公園、黄葉のカラマツ林、神鈴ノ滝遊歩道を次々に見ながら緩やかに登って行きます。松林の中の涼風荘を過ぎると、まもなくいこいの森の入り口です。


いこいの森
【正面に三ッ峠山が見えるいこいの森】

いこいの森は段状に広い駐車場があり、真っ赤に紅葉したドウダンツツジが少し残っていました。
正面には、ラクダのコブが三つ並んだような三ッ峠山が大きく見えます。

奥に進むと、明るい東屋があるので休憩タイム。今日は暖かな快晴で風もなく、まさに小春日和です。


この先から登山道になり、少し上った木陰のちょっと暗い所に達磨石が据えられていました。すぐ上の林道を横切ってから、本格的な登りになります。アカマツ混じりの雑木林で、急登ですがジグザグの明るい落ち葉道です。やがて道標のある「大曲」から、左へ真っ直ぐ登ると尾根上に出ました。

向こう側に、登り始めて最初の富士山が見えて来ました。ベンチもあるので、先客の方達とお話ししながら休憩。


ここからまた急坂を少し登ると、ちょっと緩やかな平坦地になり、「馬返し」の道標がありました。その名の通り、ここからは傾斜も更にきつくなります。


富士山
【大曲先の尾根から見る富士山】
八十八大師
【八十八大師】

ところどころ露岩も現れるようになり、ちょっと広めのベンチに出ました。
すぐ先の右斜面は、小さな石像が並ぶ「八十八大師」で、由来の説明板が立っています。

現在は81体との事ですが、ずいぶん荒れてしまったようで、そんなにあるようには見えませんでした。頭部のないものや、台座だけのもの、滑り落ちそうなものなどで、斜面も崩れそうです。
ちょっとお気の毒で、手を合わせ出発。

八十八大師を過ぎると、左へ山腹を巻くようになり、やがて垂直の屏風岩が見えてきました。

今日はクライマーも多く、あちこち分かれて挑戦中です。岩の上から何本もザイルが下がっているので、お邪魔にならないように通り抜け、離れて見上げていると、首が疲れてきました。
皆さんは、慣れているのでしょうね。

屏風岩
【屏風岩のクライマー達】

すっかり姿を見せてきた富士山を眺めながら、この先の階段を登り山荘の前に出ました。ここから土止め段の急坂を行けば、10分ほどで山頂です。


三ッ峠
【三ッ峠 山頂の開運山から見る富士山】

三ッ峠山の最高峰、開運山に着きました。

それ程広くはありませんが、大勢の人が写真を撮ったり、方位盤をのぞいたりしています。

目の前の富士山は雄大ですが、胸の辺りに霞がたなびいて上半分がすっきり。今日の富士山は、ちょっと優しく女性的です。


反対側には、いくらか白くなった南アルプス全体がすっきり見えています。
八ヶ岳の左には北アルプスがぼんやり。すぐ下に、十二ヶ岳から御坂山の稜線がよく見えます。

三ッ峠からアルプス方面
【三ッ峠から見るアルプス方面】

昼食後は御巣鷹山から清八山へ抜け、笹子駅に下りる予定なので、暗くならないうちに駅に着くよう、早めに出発しました。でも太陽を背に歩き始めると、急に気が変わってしまいました。
せっかくの穏やかな小春日和。ゆっくりして、帰りはのんびり府戸尾根を下りればいいかなと、小屋の前に戻ってしまいました。

四季楽園や三ッ峠山荘の前を通り過ぎた先の木無山の展望地は、細長い広場で、皆それぞれゆっくり寛ぎのひとときです。

風もなく、暖かな光をいっぱい浴びながら、コーヒータイム。清八山へは、又いつか新緑の頃にでも行きましょう。


木無山の展望地
【木無山の展望地】
木無山
【木無山の枯れ花畑】

木無山から右の母ノ白滝方面へ少し行くと、お花畑の上から富士山が見えます。立ち入り禁止のロープが張られているので、ロープの外から伸び上がるようにして写真を撮りました。

太陽が入らないように気をつけたつもりですが、光が入ってしまいました。”写真”としては失敗なのかもしれませんが、清々しい暖かさを思い出させてくれるので、私はちょっと気に入っています。

木無山からはカラマツや灌木の落ち葉道で、午後の穏やかな光の中カサカサとゆるやかに下りました。

中程で送電鉄塔の草地に出ました。逆光でやや霞みがちな河口湖と御坂山塊が見渡せます。黒岳や十二ヶ岳など、歩いた時の光景を思い出しながら休憩しました。

河口湖と御坂山塊
【河口湖と十二ヶ岳〜黒岳】
天上山下り
【天上山からロープウエイ駅へ】

この後、霜山や新倉山を巻きながら下り、一旦車道に出ます。横切って前の登山道に入るとすぐ左に、天上山への道が分かれています。

緩やかな登りで天上山に着きましたが、山頂は植林の中で展望はありません。
下って巻道と合流すれば、少しでロープウエイの天上山富士見台駅です。

夕日に霞む富士を眺めつつ下降して、麓の駅から左へ10分ほどで河口湖駅に着きました。



三ッ峠は裏の登山口までバスで上がれば、短時間で素晴らしい展望を得ることができます。目の前に富士山、湖、遠くにアルプス、夏の花畑、秋冬の眺望。一年を通して人気があるのも納得、山荘も3軒あるので、新年の初日の出をここで迎える登山者も多いそうです。



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