畦ヶ丸



西丹沢の畦ヶ丸は、比較的短時間で廻って来れる手頃な山です。
沢沿いの道が多く、新緑や紅葉の頃は気持ちのいい山歩きが出来ます。


2004.11.21(日) 大滝橋_一軒屋避難小屋_大滝峠上_畦ヶ丸_善六ノタワ_本棚ノ滝_西丹沢
晴れ
一時曇り
 08:25着
 08:25発
09:35
09:45
10:20
10:25
11:15
12:15
12:5513:35
13:50
14:35着
14:40発



小田急線の新松田駅から出る西丹沢行きのバスは、御殿場線の谷峨駅を通ります。御殿場線の松田駅から乗った場合、時間も短く運賃も安いので、最近は谷峨駅から乗る事が多くなりました。春は座れませんでしたが、秋はこの前の7日も今日も座れました。

玄倉で20名くらいの団体さんが乗ってきました。ユーシンの紅葉散策で、昨日はこの辺りに泊まったのでしょうか。バスの中は一気に賑やかになりました。いつもは降りる人の少ない大滝橋ですが、今日はこの団体さんも降りました。
降りてすぐ前方左の林道に入り、しばらくは沢沿いに進みます。紅葉はちょっと遅めですが、おとといの雨でひんやりとした道です。15分程で林道を見送り、左の平坦な植林の中へ入れば少しで登山口です。


大滝
【大滝を見下ろして歩く】

急登はちょっとで、しばらくすると緩やかになり、左に木々の間から見え隠れする大滝沢の流れを見下ろしながら歩きます。

高さは余りないけれど、「大滝」も登山道から見えます。下りて見ることも出来るようですが、そのまま進みました。

何度も沢を渡ったり、狭い高巻道を通るのですが、桟橋が傾いていたり苔むして崩れそうだったりで、ちょっと危なげな所もあります。

柔らかな色彩の紅葉がきれいでした。

沢
【何度も沢を渡る】
一軒屋避難小屋
【一軒屋避難小屋】

マスキ嵐沢から上へ上がると、ちょっと沢の音も遠のきます。所々きれいな紅葉を眺め、山腹に沿って進めば向こうに一軒屋避難小屋が見えてきました。戸は閉まっていますが、前回見た時、中はきれいだった記憶があります。

休憩後はステタロー沢沿いに進みます。この辺りは苔むした倒木や岩が多く全体にしっとりした道です。

短いはしごで沢を離れ、山腹を巻くように進んでベンチのある大滝峠上に着きました。
左に旧大滝峠への道が続いています。

新大滝峠
【大滝峠上を振り返る】
尾根道
【笹の刈られた尾根道】

休憩後、大滝峠から右に折れ、しばらくは急登です。数年前は笹が両側から迫ってきてちょっと暗い感じでしたが、その後刈られたようで、道幅が広くなっていました。

ややヤセ尾根ですが、緩やかになるとブナの落ち葉の歩きやすい道になります。


最後の急登を頑張ると、畦ヶ丸避難小屋のある分岐にでます。道標やベンチがあり、左へモロクボ沢ノ頭への道が延びています。以前、バン木ノ頭から水晶沢ノ頭の少し手前までは笹が覆いかぶさって道が見えませんでしたが、この分だと刈られて通りやすくなっているかも知れません。

畦ヶ丸 山頂に着きました。
周りを取り囲む樹林は比較的常緑樹が多いので、ここは落葉する今の時期でもあまり展望はありません。それ程広くない山頂でラーメンを作って食べていると、下の畦ヶ丸避難小屋辺りが急に賑やかになってきました。朝、バスで一緒だった団体さんが到着したようです。


畦ヶ丸
畦ヶ丸
ブナ道
【枯れ笹のブナ道】

コーヒー飲んで出発。善六ノタワまではブナの道で下り始めは急坂です。この辺りは、春になるとミツバツツジやシロヤシオがきれいなところです。
だんだん晴れて青空が見えて来ました。

明るく感じて、よく見れば笹が枯れているようです。大滝峠付近の笹は葉が付いていたように思いますが、ここのは枯れた茎がボサボサと突っ立っています。全体に薄くなってるようにも思いますが、笹には周期があるのでしょうか。


木々の間から左の加入道山を見ながら下り、善六ノタワに着きました。何もない狭い鞍部で、右手に檜洞丸からの石棚山稜が見えています。この後は所々ある植林の急坂を下り、途中ベンチのあるところに出てからは、やがて沢が近くなってきます。

雑木になり、紅葉のきれいな沢沿いを下り切って、本棚沢に出ました。木橋を渡って右に行くと、奥に丹沢一の大滝 「本棚」が見えてきます。

左の本棚は高さが50mくらいで、水量も多いです。真下に行って見上げると、ゴーッと流れ落ちる豪快な水しぶきで、あたりはマイナスイオンたっぷり。何度も深呼吸をして、体の隅々までリフレッシュ。
向かい合って流れる右は涸棚と言われ、細長い滝で高さは120mくらいあるそうです。緑の季節は上の方は隠れて見えませんが、紅葉も終わる今の時期はテッペンも見える気がします。

”山に滲み込んだ雨水が、時間を経て湧き出て集まる” と頭でわかっていても、休みなく次々流れ落ちる山の水は、とても不思議です。


本棚ノ滝
【左:豪快な本棚ノ滝】

涸棚ノ滝
【右:高さのある涸棚ノ滝】

さっきの木橋まで戻り、少し進めば次は下棚ノ滝で、ここも橋を渡り右へ入って行きます。この滝は30mくらいだそうで、サラッとなだらかな流れ方でした。

木橋に戻り、少しで権現山登り口に出ました。
ちょっと広めでベンチもあるので、この辺りを散策する人達には、いいお休み処といった感じです。

ここからは何度も沢を渡り返しながら堰堤を越え、広い河原に出ました。


権現山登り口
【権現山登り口】
西丹沢自然教室の横の吊り橋
【西丹沢自然教室の横の吊り橋】

最後の大きな堰堤の向こうの山は、終わりかけの紅葉に午後の日が当たり、暖かなオレンジ茶色をしていました。

飛び石伝いに右岸に渡り、堰堤を端の階段で乗り越え、少し行けば青い屋根の西丹沢自然教室の横の吊り橋です。

渡ればバス停は目の前で、ここのバスは増発が多いので殆ど座れます。


丹沢湖周辺のモミジはちょうど紅葉の盛りで、玄倉からも増発バスにたくさんの人が乗り込みました。行楽シーズンは渋滞することが多いので、帰りはやはり谷峨駅で降り、御殿場線に乗った方が早く新松田駅に着きます。ちょうど電車が待機していたので、帰りも谷峨駅で乗り換えました。


久しぶりの畦ヶ丸で、笹が刈られて歩きやすくなっていましたが、枯れているのがちょっと気になりました。沢沿いの道が多いので、もう少し早い頃は紅葉もきれいだった事でしょう。



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