大山三峰山は、低山ながらはしごや鎖場があり変化に富んだ楽しい山です。
今回は北の辺室山から登り、ネットで見つけた梅ノ木尾根を下りてみようと思います。
2004.2.28(土) | 土山峠 | _ | 辺室山 | _ | 748地点 | _ | 大山三峰山 | _ | 唐沢峠 | _ | 893地点 | _ | 奥の院分岐 | _ | 日向薬師 |
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晴れ | 07:30着 07:30発 | 08:35 08:45 | 09:35 09:45 | 11:00 12:00 | 13:00 | 13:20 13:25 | 14:25 14:35 | 15:20 15:45 |
以前歩いた大山三峰山は楽しい山でしたが、帰りに通った山神隧道のトンネルはけっこう長くて、中央は光が届かず余り気分のいいものではありませんでした。今回ネットで唐沢峠の先から日向山へ下りる梅ノ木尾根という道がある事を知りました。(s-okさん:ようこそ!山へ!!) |
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春にはまだ早い朝ですが、冬枯れの木々にも柔らかな日差しが当たり、白く光っています。 |
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全体が広い辺室山の山頂に着きました。 |
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小さな石の”山の神”の祀ってある高みからスズタケの急下りで物見峠に出ました。ここは十字路になっていて、大山三峰山へは杉木立の中の狭い段々を登ります。かなりの急坂ですが、上がりきった所はきれいに枝打ちされていました。 |
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748地点は、山頂は自然林ですがスズタケに覆われ北側が杉林。最近何本か伐採されたらしく、新しい切り株がありました。 |
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この先で煤ケ谷からの道と合流。テーブルベンチや、「この先地形が急峻、経験者向き」の注意書きがあります。ここからは、ゆるやかな自然林の上下の小道が続きます。 |
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二ヶ所ほど崩壊地もありました。蛭ヶ岳方面や丹沢三峰山が見渡せます。 |
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【大山三峰山 取り付きベンチ】 |
大山三峰山の取り付きには新しく道標が立ち、ベンチもありました。ペンでアケビ平と書かれています。ここから見る三峰山は早春の陽差しを受けて柔らかな羽毛をまとっているようです。芽吹きの頃はきれいでしょうね。 |
最初のピークは北峰で、この下りから鎖や梯子の連続になります。岩や木の根の狭い尾根を進み、次のピークを越えれば山頂です。 |
【クサリ場】 |
大山三峰山 山頂に着きました。 |
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さて、そろそろ行こうかなと立ち上がったところに女性二人が到着しました。「こんにちはー」と、声を掛けた次の瞬間、あちらも私も「あーっ!」と大声を出してしまいました。去年の5月、檜洞丸の帰りに犬越路で偶然お会いした”一昨年のみやま山荘で隣に寝た”お二人だったのです。お互い、びっくり! 千葉方面の方達なので、丹沢には年に1,2回しか来ないそうです。あとちょっと遅かったら、私はもう反対側へ下りていました。「本当に縁があるのねー」と、同窓会のように暫しおしゃべり。静かだった山頂が騒がしくなっていたかも知れません。遅ればせながら周りの方達、ごめんなさい。お互いまた名前も知らないまま記念写真を撮って、「また、どこかでお会いしましょうね」と挨拶し合って別れました。知らない人と丹沢で三度も出会うなんて、とっても楽しい。なんだか温かい気持ちになって、次の鎖場を下りました。 |
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柔らかな光がいっぱい差し込む、小広い木立は気持ちがよく、辺りをグルッと一回り。株立ちの木も多いようで、ボーッとゆっくり座っていたいところですが、この先梅ノ木尾根の入口を見つけられなければ大山の山腹を越えなくてはいけないので、今日は余りのんびりも出来ません。山神隧道の、あの暗くて長いトンネルは余り通りたくないから・・・ |
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所々狭くなった尾根では、木がしがみつくように根を張っている所もあります。余り根を踏まないよう、転ばないよう気を付けて歩きます。 |
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更に下って小さなピークに出ました。 |
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分岐を南に下り尾根の狭まったゴツゴツとした石の道、そしてきれいな杉の小道の先で「二ノ沢の頭」と書かれた札のある小ピークに出ました。ここで左の東方向へ下ります。 |
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しばらくは広葉樹林で、新緑の頃は気持ちよさそうな下りです。 |
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ここから常緑樹と杉が多くなり、所々ベンチのあるピークを上下しながら進み、ちょっと広めのピークに着きました。ベンチがあり道標もあるので、ここが537地点のようです。 |
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日向薬師に近づくと小さな梅園があり、いい香りがしています。夕方ですが家族連れが来ていました。 |
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大山三峰山はやっぱり変化に富み楽しい山で、辺室山も静かで自然林の多い山でした。梅ノ木尾根も上の方は楽しかったので、今度は登りに利用したいと思います。好きな道がまた増えて感謝の山行でした。 |