寒くてよく眠れず、明け方にウトウトしただけ。でも今日も快晴! 風も弱く、素晴らしい朝を迎えました。 今日は縞枯山と茶臼山だけの短い行程なので、のんびり出発します。 ボーっとした頭で、キリッとした朝日を浴びながら雨池峠まで進み、ここから右へ折れて日陰の樹林の中を急登します。休み休み登って、ようやく枯れ木が多くなり明るくなってきました。 |
【縞枯山】 |
8:35 縞枯山の山頂に出ました。 山頂といっても、枯れたシラビソの林の中に道標が立ってるだけで展望はありません。 |
少し進むと、低い枯れ木の上からアルプス方面がきれいに見えました。今日もすっきり素晴らしい北アルプスです。
左へ真っ直ぐ進み、少し下りになると縞枯山展望台への分岐に出ます。 |
【北アルプス方面】 |
分岐を左に少し行って、ゴロゴロとした大岩の上の縞枯山展望台に着きました。 目の前の茶臼山の左に南八ヶ岳が、右に南アルプスがよく見えます。 白駒池も見えるのですが、今はちょうど逆光になっていました。
【縞枯山展望台から茶臼山、赤岳方面】
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【茶臼山 北面】 |
縞枯山展望台から一旦下り、五辻への分岐を過ぎて登り返します。
茶臼山の北面は雪が深く、木々に雪や霧氷が付いて不思議な感じの白い世界でした。 |
9:40 茶臼山 山頂に着きました。 ここも樹林の中で展望はありませんが、西へちょっと行った所に茶臼山展望台があるので寄ってみます。 |
【茶臼山 山頂】 |
茶臼山展望台に着きました。 西側が大きく開け南アルプスから中央そして北アルプスまで素晴らしい眺めです。
【茶臼山展望台から北アルプス】
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茶臼山の山頂に戻り、朝日の当たる明るい急坂をまっすぐ下って行きましたが、ここでストックリングが片方抜けてしまいました。雪の中に埋もれてないか、上ったり下りたりとしばらく探しましたが見つからないので断念。 中小場、大石峠を過ぎ、麦草峠に出ました。日曜日なのにあたりには誰もいません。のんびり休憩しながら地図を見て白駒池も行ってみることにしました。麦草ヒュッテの上の草原から左の樹林の道に入ります。時々枝が風に揺れて、雪がけむりのようにたなびきながらサラサラと落ちてきました。 |
白駒池は真っ白な雪原になっていました。 スキーや踏み跡もあるので渡れそうですが、私は眺めるだけにしておきます。 冬に見れば、以前の静かな”森の中の白駒池”でした。
【白駒池】
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そろそろお昼にしようと、今来た道を戻り、麦草ヒュッテに向かいました。 ヒュッテでカレーうどんを注文。温かい麦茶も頂き感謝です。
今日はのんびりでいいと思っていましたが、よく考えればもう1時半を過ぎてます。ロープウエイの最終は確か4時頃、ひょっとしてのんびりし過ぎたかもと、ちょっと慌てて出発の支度をしました。 |
【麦草ヒュッテ】 |
【五辻】 |
車は勿論、誰もいない白い車道をしばらく下り、30分ほどで道標を右に折れ山林に入ります。この道はテレマークスキーのコースにもなっているようで、所々赤い旗が両側に立っていました。
出逢いの辻を過ぎ五辻に出ました。茶臼山の展望台から見下ろした時、白い草原になっている辺りです。 |
茶臼山と縞枯山の山腹を行く道は樹林の中で単調ですが、風もなく柔らかな光が差し込んでいます。
やがてロープウエイのゴンドラの音が聞こえて来ました。とりあえず間に合いそうです。 |
【ロープウエイ駅へ樹林の道】 |
二日間とも穏やかな快晴に恵まれ、青い空と白い峰々を見ながら楽しい雪道歩きが出来ました。煌々と冴え渡る月夜も素晴らしく、感謝の冬の山旅でした。 |