連休は晴天が続くとの予報に、雲取山へ行く事にしました。
紅葉には遅いけど、今回は大ダワ林道から登ります。
連休という事もあって、奥多摩駅は多くの登山者で賑わっていました。終点の東日原で降ります。 |
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しばらくは朝日を受けていましたが、伊勢橋を渡って右岸に移ってからは、日陰になりひんやりしてきました。この奥の石灰岩採掘場からのトラックも時々通ります。やがて八丁橋を渡り、ここからはずっと左岸を歩きます。 |
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ちょっと行くと、すぐ右に天祖山への階段状の登り口がありました。山が狭まっているので左岸に移っても朝日が当たりません。 |
右に左に曲がりながら、やがて日が当たるようになった車道をただひたすら歩きます。葉を落とした木々の中に、時々びっくりするほど鮮やかな紅葉が残っていました。 |
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一ヶ所、このあたりだけなぜか紅葉がきれいに残っていてくれました。空も青く、車ももう殆ど通らなくなったので軽快に進みます。 |
ただただ歩いて、ふと見ると前方に数人が道端に座っています。近づくとどうやら食事中?・・・ |
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左に下り、いったん沢まで下りて登り返します。左に桂の大木があり、「巨木コース」の札がありました。急なジグザグで二軒小屋尾根を乗っ越すと、いよいよ大ダワ林道です。 |
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林道といっても、れっきとした山道。 |
そろそろお昼を、と思っても狭い道が延々と続いていて、谷も深いので適当な所がありません。ここは大勢だとすれ違うのも大変そう。小さな沢を何度も渡るので水には困りません。 |
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ここから男坂を行くと雲取ヒュッテがあります。この雲取ヒュッテは懐かしい昔の山小屋ですが、今はすっかり寂れていました。 |
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3:00 雲取山荘に着きました。 |
朝、まだ薄暗いなか5:30からの朝食を急いで済ませ、出発。今日の日の出は6:26だそうです。
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雲取山の西の空はすっきり晴れて、下には雲海が広がっています。 ![]() 【雲取山の西の空は淡い水彩画のよう】 |
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雲取山は東京都で一番高い山で、晴れていれば素晴らしい展望なのですが、今日は残念です。 |
少し待てば西の山々がくっきり見えるのではと、しばらく雲取山頂避難小屋で待ってみました。コーヒーを飲みながら出たり入ったり1時間くらい待ちましたが、相変わらず霧が流れて来るのでやむなく出発です。 |
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ヨモギノ頭あたりで青空が広がりはじめ、富士山がうっすら見えてきました。 |
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9:00 七ツ石山に着きました。 |
西を見れば飛竜山から雲取山の稜線と、今歩いてきた防火帯が見えています。 ![]() 【飛竜山と雲取山】 |
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七ツ石山の先からずっと巻き道はありますが、それぞれのピークがどんなところか行ってみることにします。まず「千本ツツジ」 ここは防火帯のピークといった感じで、東斜面の片側にはマルバダケブキの”まんまるわたげ”が密生している所がありました。一旦下って、急な登りのあとは「高丸山」 ここは周りが樹林に囲まれ展望は全くありません。下りも急で滑りやすく、歩きにくい。 |
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次の日陰名栗峰です。 |
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下って少し行けば鷹ノ巣山避難小屋です。今日は、小屋前の広い防火帯にあるベンチで昼食タイム。時々、雲の隙間から薄日が差してきます。 |
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広い防火帯の道は気持ちよく、落ち葉がいっぱい。 |
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将門馬場を過ぎて急な下りの後、道は六ツ石山の北側を巻くようになり、やがて奥多摩駅と六ツ石山の分岐に出ました。まだ時間は大丈夫そうなので、ちょっと寄ってみます。 |
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2:00 六ツ石山に着きました。 |
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狩倉山からの下りはかなりの急斜面です。下りた先の分岐では直進し、三ケ木戸山の北側に移ると木々の間から長沢背稜が見え、三つドッケや蕎麦粒山が見えます。 |
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麓近くになると紅葉の残っている所もあり、夕陽が当たってきれいでした。林道に出て、所々ショートカットの山道を通って駅へ向かいました。 |
雲取山はルートによりいろいろ変化があって、やっぱり好きな山です。でも日原林道はやはり長く感じました。大ダワ林道は、新緑や紅葉など葉のきれいな頃なら本当に静かな原生林で、いい道だろうなあと思います。雲も時々出ましたが、晴天で静かな山旅ができ、感謝でした。 |