鷹ノ巣山


2003.11.2  峰谷ー鷹ノ巣山ー榧ノ木山ー倉戸山ー倉戸口



鷹ノ巣山は奥多摩の山々の中でも、最も展望のいい山のひとつです。
ルートも多く、四方から登れるので山頂はいつも賑わっているようです。
今回は、以前歩いて気に入った浅間尾根と榧ノ木尾根を歩いてきました。


比較的空いている奥多摩駅7:50発峰谷行きのバスも、連休の今日はちょっと混んでいて途中下車した人もわずか、殆どが終点の峰谷まで行きました。ここから1時間ほど車道や近道を歩きます。


奥の集落
【奥の集落】

道標に従い左の民家の間を通ったり、山の中の近道を行ったりして「奥」の集落を抜けました。
朝の光を受けながら、くねくねと曲がった道を歩いている人の姿が見えるでしょうか。

すがすがしい秋の山里です。


ようやく登山口に着きました。左側にある急な階段状の道を登り、杉林の中に入ります。大きな杉の根元から、水の流れる音がゴーゴーと聞こえてきました。この木の下に沢があるの・・・?
カラマツ林の先で、右に鳥居が見えて来ました。

鳥居の先の、なだらかな雑木林の中に浅間神社があります。何やら祀ってある小屋のような建物があり、社殿はこの先にぽつんと建っていました。

お社を過ぎると、カラマツや杉の急登になります。


浅間神社へ
【浅間神社への登り】
浅間尾根
【浅間尾根】

植林の急登を過ぎると、
浅間尾根はブナやミズナラの明るい林。

平坦で気持ちのいい散歩道。
落ち葉がいっぱい。ふかふか。

所々に紅葉も残っています。
紅葉見上げつつ木の下で休んでいると、ポツンと木の実が頭の上に落ちて来ました。

静かで、いいなー

浅間尾根の紅葉
【見上げる紅葉】

左の木々の間から石尾根を見ながら、しばらくは緩急交互に登って行きます。
やがて左へ山腹を巻くようになると水場が見えて来ました。
晴れていればここから富士山が見えるのですが、今日は霞んでいて見えず残念です。


鷹ノ巣山避難小屋の前
【鷹ノ巣山避難小屋の前の防火帯】

水場から少し行けば鷹ノ巣山避難小屋です。
小屋前は石尾根の広い防火帯で、ベンチがいくつかあり、トイレや案内板もあるので休憩にはぴったり。
食事をしている人達もけっこういました。

まっすぐ行けば鷹ノ巣山の山頂ですが、空はちょっと雲が多くなってきました。

鷹ノ巣山頂直下の防火帯は、登るにつれどんどん展望が開けてきます。

振り返ると目の前には日陰名栗峰が見え、ずーっと先 右にうっすら雲取山も見えますが、南からずいぶん雲が広がって来ました。

日陰名栗峰
【振り返れば日陰名栗峰】
鷹ノ巣山
【鷹ノ巣山 山頂】

12:00 鷹ノ巣山 山頂に到着。
晴れていれば目の前に奥多摩三山、笹尾根、陣馬や高尾方面、丹沢、そして富士山、南アルプスと素晴らしい展望なのですが、今日は残念です。

広い山頂は人が多くても、全員が南面を見ながら食事するのでなぜか一体感があり、気になりません。


帰りは東面へ下りますが、土むきだしの斜面は随分崩れ方がひどくなっていました。
道端のススキの穂の中に、マルバダケブキのかわいいまんまる綿毛があちこちに立っています。

しばらくして榧ノ木尾根分岐に着きました。
このまま石尾根をまっすぐ行けば奥多摩駅まで行けますが、人気ルートで人も多いので、右の榧ノ木尾根を下ります。

すぐ下で巻き道縦走路に合流し、更に下の水根沢林道分岐まではカラマツ林の中です。急ですが、この時期カラマツの落ち葉でふかふかして足に優しい道でした。


榧ノ木尾根の分岐
【榧ノ木尾根の分岐】
榧ノ木尾根
【榧ノ木尾根】

ここから倉戸山までが今日のメイン。お気に入りの散歩道です。

この榧ノ木尾根は、何本かある鷹ノ巣山への一般ルートの中でも一番静かな道で、水根沢林道分岐を過ぎると落葉樹林となります。

殆どの人は石尾根を下るので、この尾根は本当に静かです。

ゆるやかな上下で気持ちのいい道。
ゆっくり、ゆっくり歩いて行きました。

榧ノ木尾根
【榧ノ木尾根】
峰谷分岐
【峰谷分岐】

榧ノ木山は山頂がはっきりせず、道標のある所からは、峰谷への道も伸びています。

この先はやや広い雑木林の尾根で、ほぼまっすぐな道がずーっと続いています。

落ち葉いっぱいサクサク。
気持ちいい〜

榧ノ木尾根
【落ち葉いっぱいサクサクの榧ノ木尾根】
カラマツ林
【カラマツ林】

やがて黄葉したカラマツが見えて来ました。カラマツ林が過ぎれば倉戸山はすぐと思っていましたが、まだちょっとあります。

最後のピークの倉戸山の山頂に着きました。
かなり大きな広場になっていて、山桜も多いのでお花見の頃はきっとにぎやかなことでしょう。

倉戸山
【桜の多い倉戸山山頂】
倉戸山
【倉戸山にもマウンテンバイクの若者たち】

休んでいるとマウンテンバイクの若者たちがやって来ました。私と同じ浅間尾根から来たそうです。
長沢背稜や石尾根でもよく見かけます。担ぎ上げるのは大変でも、下りる時は爽快でしょうね。
とっても楽しそうに下って行きました。


倉戸山からは杉植林や雑木林の道になり、今までより急な下りになるので気をつけて下りました。
民家が見え小さな神社の横に出たので、今日の無事を感謝してお参りします。
山の上では少なかった紅葉も、奥多摩湖畔はとてもきれいです。4:15 帰りのバスはほぼ定刻に来ましたが、奥多摩湖のバス停を過ぎると渋滞でノロノロになり、いつもなら20分かからない奥多摩駅まで、今日は一時間以上かかりました。



鷹ノ巣山は4回目ですが、始めて登ったのが稲村岩尾根からで、素晴らしい展望に感動しました。以来、展望を期待していつも秋か冬になってしまいます。次回こそ新緑の頃に、今度は榧ノ木尾根から登って浅間尾根を下ってみたいと思います。



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