御坂黒岳


2003.8.2   天下茶屋ー御坂山ー御坂黒岳ー大石峠ー河口湖自然生活館



今年の梅雨明けは遅いし、HP作りに夢中になっていて、山は2ヶ月ブランクになりました。
いきなり高山に登るのは暑さに弱い身にはどうかと思い、近場の御坂黒岳へ行きました。


梅雨明け最初の週末はアルプス方面へ行く人が多いのか、河口湖行きは電車もバスも空いていました。天下茶屋で降りたのは他に一人だけ。正面に見えるはずの富士山も深い霧の中で、河口湖も殆ど見えません。左の階段から登り、自然林を急登して尾根に上がりました。分岐の道標があり、右は清八峠。


御坂山頂
【御坂山頂】

左へ緩やかに登ると、御坂山の山頂です。
木々に囲まれた狭い平坦地で、見晴らしもなくひっそりとしていました。


御坂山を過ぎ、しばらくすると送電鉄塔の下に出ました。やや見晴らしが良く、河口湖がうっすら見えています。熊笹の林を下りると夏草の茂る御坂峠で、寂びれた様子の御坂茶屋がひっそりと建っていました。
この茶屋の裏手から、また静かな道が続きますが、少し霧が上がって来ました。
道幅いっぱいに張られた蜘蛛の巣は、細かな水滴を付けて幾何模様がすてきです。
わずかな根だけで、りっぱに若葉を付けている倒木もありました。

誰もいない静かな山に、だんだん霧が迫ってきて幻想的。小鳥も余り鳴かないので、静か過ぎてちょっと寂しいくらいです。


霧の中
【霧の中】
御坂黒岳山頂
【御坂黒岳山頂】

急登を何度か繰り返し、露岩が現れてくると山頂も近い。両側にクガイソウやギボウシがいっぱい咲いて、たくさんの蝶々が舞っている草地に出ました。


ここが御坂黒岳山頂ですが、南へ2,3分の所には展望台があるのでそちらへ向かいます。

前回来た時、正面に大きく見えていた富士山も、今日は雲の中で全く何も見えません。
でも先客のご夫婦が、「たった今まで霧で真っ白だったのよ。」と、おっしゃっていたので、河口湖がうっすら見えただけでも、よしとしましょう。

河口湖
【展望台から見る河口湖】

お昼を食べてるうちに上空には所々青空が見えてきて、富士のてっぺんがチラッとだけ見えました。すぐ隠れてしまいましたが、少しでも見れたので満足することにしましょう。
御坂黒岳の山頂に戻り、左へ進みます。緑いっぱいのブナ林で、滑りやすい急な下りのあとは比較的単調な尾根歩きとなります。


破風山
【破風山】

破風山に着きました。
ここも開けていますが、今日は残念です。


次の中藤山の山頂は道の傍の狭い草地と言う感じで展望もなく、標識がぽつんと立ってるだけでおよそ山頂らしくない場所でした。ここを下ると少し岩が出てきて、山道らしくなりました。

ちょっとした露岩の上に出ました。
なんともつまらない山頂と思った中藤山も、ここから振り返れば、けっこう”山”の形をしています。


中藤と御坂黒岳
【中藤と御坂黒岳を振り返る】

ワレモコウや気の早いマツムシソウが咲いているなあと思ったら、大石峠に出ました。
広い草原になっていて、お花畑になっています。
ハナシノブ、なんとかシャジン、ギボウシ、ニッコウキスゲ、ナデシコ、ワレモコウ、
ツリガネソウ、マツムシソウ、ハクサンフウロ、シシウドほかに白い花、黄色い花、紫色の花・・・
大石峠
【花の大石峠】

白い雲
【夏の雲】

青空はずいぶん広がってきて、湧き上がる白い雲が、いかにも夏の空。
今日はもう8月だったのだと思い出しました。
今回は、大石峠が一番印象的。


下り始めは、道を覆い隠すほどの夏草をかき分けて進み、ザワザワ下ると落葉松と雑木の中の九十九折りの道となりました。途中の水場を過ぎると単調な植林の下りが続いて、林道に出ました。
この後車道をしばらく進み、右へ折れれば大石プチペンションのバス停ですが、本数が少ないので2,30分先にある河口湖自然生活館に向かいます。自然生活館はレトロバスの巡回コースになっていて、1時間に2,3本あるので便利です。5分待ちで河口湖駅行きが来ました。感謝。



暑さに慣れるためと言いながら天下茶屋までバスで上がってしまい、曇り空で涼しく、余り意味がなかったかも知れません。でも前回の晩秋の御坂黒岳とは違ったしっとり緑の森の雰囲気を味わう事ができ、久し振りに山の中を歩けて嬉しかったです。



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