入笠山・朝霧高原パラグライダー



空を飛んでみたい!という私の長年の夢を、娘がプレゼントで叶えてくれました。
前日は入笠山から素晴らしい展望を楽しみ、翌日は念願のパラグライダー飛行です。


2022.5.28-29(土日)
28日晴れ 29日快晴
 入笠湿原入笠山大阿原湿原入笠湿原 // 朝霧高原


休日の娘夫婦はいつも車でキャンプに行っているようですが、年に何回かは温泉旅行や初級登山に誘ってくれるので、私も一緒に出かけています。殆どがスナップ写真なのでレポはスルーしてきましたが、今回は初めてのパラグライダーだし、一度くらいは娘達との山旅もレポにしておこうかなと思い直しました。

自由に空を飛びたい気持ちは誰にでもあると思いますが、私も見晴しのいいピークに立つと壮大な景色の中に飛び込みたい衝動に駆られることが多々あります。今はまだ実践するほどボケてはいないつもりだけれど、認知症気味になったらホントに飛び込むのではないかと時々心配になります。生まれ変われるものなら、自分の意思で自由に飛べるドローンになりたい。せめて一度でいいからパラグライダーで空を飛びたい。そんな長年の夢を叶えてくれるという今回の旅。前日は娘でも登れる入笠山で展望を楽しむことにしました。


数か月前から予約していて最近の週末の雨の多さに心配していましたが、今週は晴れ予報になって感謝。
基本的にゆっくりスタートで、今日の八ヶ岳PAからはきれいな南アルプスや八ヶ岳が見えていました。


【南アルプス】

【八ヶ岳】


ゴンドラ山頂駅に到着。午後になっても八ヶ岳すっきり。スズランは咲き始めたばかりのようです。


【八ヶ岳 (拡大)】

【スズランはこれから (拡大)】

もう少しすれば花が次々に咲き広がる入笠湿原ですが、今はまだ花も少なく、人も少なめ。


【入笠湿原へ】

【木道】

入笠山は初めての二人なので記念撮影。沢沿いを進み入笠山へ。奥のクリンソウもまだ蕾のようです。


【記念写真】
マナスル山荘
【入笠山へ】

花畑斜面の花たちもただいま準備中。  木陰の森林コースから登ります。


【花畑はこれから (拡大)】

【森林コース】

短い登りなので岩場コースへ。登り始めはいつも息切れする私に、娘「ほんとに山、登れてるの?」


【迂回コース ⇔ 岩場コース】

【入笠山到着  余裕の二人】

「左が蓼科山、右で一番高い山が赤岳よ・・・聞いてる?」しかし、今どきの二人はスマホで山座同定。

八ヶ岳
【八ヶ岳 (拡大)】
南アルプス
【南アルプス (拡大)】

もう2時。バスではこんな遅い時間までいられないけれど、今日はこの時間でもよく見えています。


【中央アルプス      御嶽山(拡大)】

「あっちが北アルプスで、一番右端が夏一緒に歩いた八方尾根のあたりよ」「いい所だったね~」


【北アルプス (拡大)】

大阿原湿原にも行ってみたいと言う二人。私も久し振りなので行くことにしました。
急下りの先から車道歩きの記憶でしたが、今は林間コースが出来ていて嬉しい。


【車道コース ⇔ 林間コース】

【林道見下ろしつつ】

とろろ昆布みたいな地衣類サルオガセ、いい匂いのシラビソなど、説明しつつ見上げつつ。


【サルオガセ (拡大)】

【シラビソ林】

大阿原湿原に出ました。テラスが出来ていて、木道も新しくなっています。

大阿原湿原
【大阿原湿原】

【テラス  ベンチあり】

湿原としては乾燥度が高い老年時代に入っているとのことで、花は少なくクリンソウの葉があるだけ。


【周遊歩道】

【カラマツ林】

テイ沢分岐で左に回ると、KT君なにやら熱心に撮影中。苔むす沢の雰囲気がお気に召したようすです。


【何を撮影中かな?】

【苔の沢】

湿原の南側は以前の苔むした木道のまま。帰りは八ヶ岳眺めながら林道歩きで入笠湿原へ。

大阿原湿原
【苔むした木道】

【林道にもベンチ】

ロープウエイ最終に間に合いました。きれいな八ヶ岳見つつ、今夜の宿へ向かいます。


【スズラン撮影中】

【16時過ぎでも、きれいな八ヶ岳】


サクラソウ

オオカメノキ

ミヤマスミレ

ミヤマエンレイソウ・ツバメオモト

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★  29日  ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


娘の予約した八ヶ岳近くのパラグライダー場は、風の向きがどうとかで今日はフライト中止とのこと。
快晴の空を見上げ、諦めきれない娘は他のパラグライダー場をあちこち検索、電話をかけ始めました。
すると「午後なら予約OK」が見つかり大喜び。寄り道しながら、朝霧高原へ向かうことになりました。


【蓼科山~八ヶ岳】

【朝霧高原】

明るい草原が広がる朝霧高原に到着。毛無山中腹まで上がり、そこから滑空するようです。
娘があれこれ手続き、KT君は動画撮影係。まずは送迎車で麓まで行き、そこからトロッコで上へ。

毛無山
【毛無山】

【トロッコで中腹へ】

インストラクターさんと一緒に飛ぶタンデムフライトなので安心です。
私はレンタルの撮影棒を持っていればいいだけ。 ふわっと浮き上がり、あっという間に空へ~


【うわぁ~♪  飛んだ~♪  気持ちいい~♪】

【富士山まで飛んで行きたいけど・・・】

風のように 右へ行ったり 左へ行ったり。   なんて気持ちいいんでしょう~~~♪


【どこを見ても楽しい~♪】

【奥に 娘のパラグライダー】

約10分間のフライトでしたが、とっても楽しいワクワクの時間でした。 これはハマる!


【そろそろ着陸】

【無事帰還】

「鳥になりたいという人は多いけれど、ドローンになりたいという人は初めて」とインストラクターさんに笑われました。生き物の世界には悲しみがあるけれど、ドローンは動くか壊れるか、だけ。富士山すっきり快晴の日に大眺望の空中飛行を楽しめ、娘も大満足。季節を変えて朝霧高原を飛んだり、違う所で飛んだりと、これからも時々パラグライダーを楽しみたいと思います。




前回:三国山稜     HOME     山域別     次回:黒川鶏冠山