赤鞍ヶ岳(朝日山)・秋山二十六夜山

あかくらがたけ(1299m)・にじゅうろくやさん(971m)

道志山塊には都留と秋山に二十六夜山がありますが、初めて秋山二十六夜山へ行ってきました。
赤鞍ヶ岳にも寄りたいと思うとバス便が不便でなかなか行けずにいましたが、今回は車利用です。


2022.5.3
(土)
 無生野林道
終点
846
石柱
サンショ平赤鞍ヶ岳
(朝日山)
棚ノ入山崩落地二十六夜山
(石塔)
二十六夜山
登山口
無生野
晴れ  08:40着
 08:45発
09:15
09:20
10:00
10:10
10:40
10:45
11:25
11:40
12:1512:35
13:05
13:50
14:20
15:2015:40着
15:45発


今回もMASAさんの案内で、取りつきからしばらくはマイナールートのようです。
無生野から西タンノイリ沢沿いに進み、途中で柵開閉。林道終点には注意書きが貼られていました。


【柵を開閉   林道へ】
赤破線ルート通行困難
【「赤破線ルート通行困難」注意書き(拡大)】

西タンノイリ沢右岸へ渡り、詳細地図にもない846石柱へ上がる尾根に取りつきます。


【西タンノイリ沢を渡り右岸へ】

【目印あり  直登ルート】

尾根上に向けてひたすら直登。ロープ急登の先もネット沿い急登で846石柱のある尾根へ向かいます。


【ロープ急登】
846石柱
【ネット沿いを846石柱へ】

846石柱で、詳細地図の849石柱を通る尾根と合流。振り返り写真の左から上がってきました。
山と高原地図の赤破線と詳細地図の境界標尾根の間の尾根を登ってきたことになります。
地理院地図では針葉樹林記号ですが、実際は広葉樹林が広がる気持ちのいい新緑の尾根です。


【846石柱から振り返る 左に目印 (拡大)】

【広葉樹林 (拡大)】

落ち葉斜面をひたすら登り、サンショ平少し手前で赤破線方面を確認しましたが、既に廃道のよう。
この辺りはブナも多く、苔むす倒木などもあって、低山ながら深山の雰囲気です。


【左は廃道 直登ルートとの合流点を振り返る】

【ブナ多い (拡大)】

交差する尾根に上がりサンショ平(棚ノ入)に到着。山の名前に関する山名案内があり、
赤鞍ヶ岳と呼ぶのは秋山村での呼称。では朝日山と呼ぶのは朝日の方向に見える都留市?と勝手に推測。
しばし休憩後、赤鞍ヶ岳へ。 すぐ先の雛鶴峠分岐で左へ下りました。


【 棚ノ入「山名について」(拡大)】

【赤鞍ヶ岳・雛鶴峠分岐 左へ】

少し先は崩落があるので要注意。赤鞍ヶ岳へ、緩急交互の道を進みます。


【崩落あり】

【小ピーク越える】

ボサボサ植林や片側植林の急登を抜けると、気持ちのいい明るいブナ林になりました。


【急登】

【ブナ林 (拡大)】

平坦な尾根に上がった所が赤鞍ヶ岳山頂。高い木々の若葉から明るい光が降り注いでいます。
西はカラマツ林、東はブナ林。 展望はないけれど、小広く気持ちのいい山頂です。


【赤鞍ヶ岳(朝日山)山頂(拡大)】

【ウバガ岩方面(拡大)】

しばし休憩後、サンショ平へ引き返す途中で一組とすれ違いました。今日出会った唯一の登山者です。


【赤鞍ヶ岳北面にはトリカブト葉】

【西はカラマツ林 東は広葉樹林】

サンショ平に戻り、少し進むと棚ノ入山山頂で、その先から左へけっこう長い下りが続きます。


【棚ノ入山 山頂】

【長い下りが続く】

やがて崩落地の上に出ました。倉岳山や小金沢連嶺の眺めがいいので、ここでお昼にしましょう。


【大桑山・高畑山~倉岳山 (拡大)】

【奥は滝子山~小金沢連嶺 (拡大)】

食後は二十六夜山へ。 トラバースの先はロープで通行止めになっていて、折り返し。


【トラバース道】

【ロープ通行止め 折り返す】

アカマツ林から片側植林に変わると、浜沢への分岐がある三日月峠に出ました。
浜沢へのトラバースは途中が崩落しているようで要注意。直進し、次の浜沢分岐でも右へ進みます。


【三日月峠】

【二十六夜山へ】

次の下尾崎分岐で右へ進むと秋山二十六夜山頂ですが、日陰なのでMASAさんお勧めの場所へ。
下尾崎方面へ少し行くと二十六夜塔があり周辺は雑木林。午後の光が差し込み落ち着いた雰囲気です。


【木々に囲まれた秋山二十六夜山の山頂】

【二十六夜塔のある雑木林】

雑木林で休憩後、先ほどの浜沢分岐に戻り直進。所々に大きな露岩があり、越えたり回り込んだり。


【棚ノ入分岐  直進して浜沢へ】

【狭い迂回路】

標柱に消えそうな文字で記されている明星平は、先ほどの三日月峠への崩落あり巻き道の分岐です。
次の大きな岩はなだらかだけれど、左右とも転落注意の急斜面なので、そっと越えました。


【巻き道分岐 「明星平」】

【露岩】

その先は気持ちのいい新緑の緩急交互の下り。途中の赤テープでは直進せず右へ。 


【新緑の尾根】

【赤テープあり  右へ】

遠目に鳥居と思ったのは東屋でした。別荘地に出れば、浜沢からの二十六夜山登山口に到着です。


【東屋】

【二十六夜山登山口 下にキャンプ場】


ヤマウツボ

フモトスミレ

イカリソウ

チゴユリ

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

ギンランかと思った初めての花に遭遇。とても可愛くて表情豊か、クリオネのような花でした。


【小さなギンラン?(拡大)】

【ユウシュンラン(拡大)】


無生野方面のバスは帰路便が早いので赤鞍ヶ岳と二十六夜山をつなげて歩くのは無理でしたが、マイカー登山なら可能。取りつきの直登ルートも通常は知りえないルートだったので案内してもらえて感謝で、晴れのGWなのに出会ったのはわずか一組だけ。予想以上に広葉樹が多く、静かないいコースでした。




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