湯ノ丸山・烏帽子岳

ゆのまるやま(2101m)・えぼしだけ(2066m)

名前だけは知っていた湯ノ丸山。レンゲツツジが満開らしいので行ってみることにしました。
今回の山旅メインは明日の山だけれど、時間があれば烏帽子岳へも寄ってみようと思います。


2019.6.25
(火)
 湯ノ丸高原
(地蔵峠)
つつじ平鐘分岐湯ノ丸山鞍部小烏帽子岳烏帽子岳鞍部中分岐湯ノ丸高原
(地蔵峠)
晴れ
のち曇り
 10:55着
 11:05発
11:25
11:45
12:0012:40
13:00
13:2514:00
14:05
14:20
14:30
14:5515:2515:45着
16:00発


佐久平駅9:40発の湯ノ丸高原行き千曲バスに乗り終点で下車(1370円)。この山域の山地図は持ってないので地理院地図をプリントしてきましたが、コースタイムが分からないのでビジターセンターでマップをいただきました。マップにも標準タイムの記載がないけれど、よく整備された道のようなので何とかなるでしょう。


ビジターセンターを出て左手の烏帽子岳登山口を見送ると、リフト手前に湯ノ丸山登山口がありました。
リフト奥に広がるレンゲツツジ群生地。細道が上へ伸びていますが、どこへ通じているのでしょう。

湯ノ丸山登山口
【湯ノ丸山登山口】

【レンゲツツジ群生 細道あり】

ミツバツチグリなど見ながらゲレンデを上がって行きます。振り返れば、篭ノ登山や湯ノ丸スキー場。


【篭ノ登山や湯ノ丸スキー場、振り返りつつ】

【ゲレンデトップへ】

上がったリフト駅から少し進み、つつじ平分岐から右の柵内に入ると、一面にレンゲツツジが群生。
まだ少し蕾もあり、ちょうど見頃。ぐる~っと360度オレンジ色に染まって見事です。

つつじ平
【広~い つつじ平 (拡大)】

ダケカンバの白い幹と新緑がオレンジ色の中で映え、絵を描いている人もいます。
笹原の中には、イワカガミやスズランもちらほら咲いていました。

つつじ平
【つつじ平 (拡大)】
レンゲツツジと湯ノ丸山
【レンゲツツジと湯ノ丸山 (拡大)】

柔らかな色合いの花や、濃い赤が混じったような色合いの花など、いろいろ。

レンゲツツジ
【明るいオレンジ色 (拡大)】
レンゲツツジ
【濃いオレンジ色 (拡大)】

満開のレンゲツツジを楽しんだので、そろそろ湯ノ丸山へ。

湯ノ丸高原 東屋
【湯ノ丸高原 東屋】

【ベンチのある湯ノ丸高原】

十字路の鐘分岐までは平坦な遊歩道でしたが、この先から登山道になります。

鐘分岐
【鐘分岐】

【ズミやツツジ咲く登山道】

緑の灌木帯の登山道はけっこう急登で、上に行くほどイワカガミが増えてきました。


【籠ノ登山など振り返りつつ (拡大)】

【登山道横にイワカガミ】

ダケカンバの新緑も柔らかな色合いになり、何度も振り返りつつ登って行きます。


【ダケカンバ新緑】
桟敷山~篭ノ登山
【桟敷山~篭ノ登山】


オオヤマフスマ

サラサドウダンツツジ

ミヤマキンポウゲ

イワカガミ

笹原の稜線に上がり、岩ゴロゴロ道を進んで湯ノ丸山山頂に着きました。
晴れていても浅間山の上には大きな雲がかかり、見えているのは篭ノ登山だけです。

湯ノ丸山山頂へ
【湯ノ丸山山頂へ】
湯ノ丸山 山頂
【湯ノ丸山山頂 奥は篭ノ登山】

山頂に着いたばかりの時は疲れていたので、目の前の烏帽子岳へ登り返す気力なくお昼にしましたが、
気持ち良さそうな稜線を見ながらおにぎり1個食べたところで気力回復し、『行ってみようかな~』
行こうと思えば行けそうな時間なので、烏帽子岳へも寄ってみることにしました。

烏帽子岳の稜線
【烏帽子岳の稜線 (拡大)】

【鞍部へ急下り】

標高差250mほどの急下りで鞍部へ。学校の遠足かな、楽しそうに生徒たちが下山してきました。


【鞍部へ】

【三叉路の鞍部】

ズミの花咲く鞍部から200mほどの登り返し。ムラサキヤシオが咲いていてうれしくなり、
稜線に出るとスズランや咲き始めのハクサンチドリなどいて、大変だけど楽しい登山道です。


【稜線へ斜上】
小烏帽子岳へ
【折り返し点から小烏帽子岳へ】


ズミ

ムラサキヤシオ

グンナイフウロ

スズラン

尾根に上がり、折り返して小烏帽子への短い急登を過ぎれば、あとは緩やかな稜線の道です。


【小烏帽子岳】
烏帽子岳へ
【烏帽子岳へ】

烏帽子岳山頂に着きました。上田市街は晴れていますが、明日行く予定の四阿山と根子岳は?
あの辺りが菅平かな~ 緩やかな長い尾根があるのは根子岳?四阿山は雲に隠れているようです。

烏帽子岳山頂
【烏帽子岳山頂から見る上田市街】

【菅平高原~根子岳? (拡大)】


ハクサンチドリ

ミヤマハンショウヅル

ウラジロヨウラク

白花コマクサ

バスの時間が気になるので下山開始。戻り道では大岩に可愛く並んで咲くイワカガミを発見。


【大岩にイワカガミ (拡大)】

【折り返し点から、左の山腹へ】

折り返し点から鞍部へ下る途中、あの湯ノ丸山には、もうガスがかかっていました。


【湯ノ丸山にはガス】

【ズミの咲く鞍部へ】

十字路の鞍部から地蔵峠へ水平道を進みます。けっこう長そうなのでスタスタ急ぎ足。

ダケカンバの水平道
【ダケカンバの水平道】
中分岐
【中分岐】

思いのほか早く中分岐に着いたので「ドウダンツツジの小道」に進みましたが花のない樹林帯で、
臼窪湿原にも人影なく、花もあまり咲いている雰囲気ではありませんでした。

ドウダンツツジの小道
【ドウダンツツジ?の小道】
臼窪湿原
【臼窪湿原】

湯ノ丸キャンプ場からは舗装道路を下り、地蔵峠に到着。
最後は焦りつつ下ったので余裕ができ、ソフトクリームなど味わいながらバスを待ちました。

湯ノ丸キャンプ場
【湯ノ丸キャンプ場】
烏帽子岳登山口
【振り返る烏帽子岳登山口】

湯ノ丸山のつつじ平はかなり広範囲で、見頃のオレンジ色がダケカンバの白い幹によく映えていました。他の花が多いのは烏帽子岳のようだったので寄って良かったと思います。バス時間に余裕があればいいのですが、始発9:40~復路16:00で、滞在時間は約5時間しかないので皆さんも焦り気味だったと話していました。でも季節運行とはいえバスがあるだけでも感謝なのかも知れません。今日はこのあと上田駅に出てビジネスホテルに泊まり、明日は昨年のリベンジで根子岳・四阿山を周回したいと思います。




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