今日は妙高山へ登ります。朝は北アルプスもきれいでしたが、山頂に着く頃は雲が上がってきました。
急登急下りで、名前の印象とは違いワイルドな山でしたが、黄金の湯でゆったりのんびりできました。
2014.7.26 (土) | 高谷池 ヒュッテ | → | 黒沢池 ヒュッテ | → | 大倉乗越 | → | 黒沢池 分岐 | → | 妙高山 (北峰) | → | 妙高大神 (南峰) | → | 天狗堂 | → | 麻平 分岐 | → | 黄金の湯 | → | 燕温泉BS |
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晴れ のち雲多し |
06:00発 | 06:55 07:15 | 07:35 07:40 | 08:10 08:25 | 09:45 10:40 | 10:45 11:05 | 12:15 12:20 | 13:20 | 14:25 15:10 | 15:15着 16:20発 |
快晴の素晴らしい朝を迎えました。夜明け前の清々しい山の空気のなか、天狗の庭まで散歩。 |
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5:30からの朝食後、すっかり明るい朝の姿になった火打山を眺めて、妙高山へ出発です。 |
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分岐から黒沢池方面へ緩やかに登り、振り返ると北アルプスが見えてきました。鹿島槍ヶ岳~白馬岳の稜線でしょうか、左の方は雲海が広がっています。 |
更に登ると、遠く雲海に浮かぶ槍ヶ岳方面も見えてきて、素晴らしい眺め! |
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キヌガサソウ、ヨツバシオガマなど見ながら登って行くと、シラビソ林の小さなピークに「茶臼山」の標識がありました。 |
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残雪の横にドーム型の屋根が見えてきました。 |
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黒沢池ヒュッテのベンチにザックを置いて、ちょっと黒沢池の近くまで散策。ミズバショウの頃は花も多そうで、今は可愛いワタスゲが揺れていました。 |
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ヒュッテに戻り、妙高山へ向かいます。すぐ先で三ツ峰への道を分けて、 |
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上がりついた小さな鞍部が大倉乗越でした。 |
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緑一色の山肌をトラバース。『雲はまだそこにいてね』と思いつつ下ったのに・・・ |
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黒沢池分岐に着いて涼やかな雪渓を見たらコロッと忘れ、木陰でゆっくり休憩タイム。 |
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かなりの急登で、しかもぬかるんだ岩ゴロゴロ坂。滑らないよう注意しつつ、一歩一歩。 |
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しかし、振り返って火打山を見れば、もわもわと雲が上がってきています。『そうだ!急ぐんだった!』と思い出し、気は急くけどそんなに早く登れない。 |
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ようやく妙高山の山頂に到着。『まだ青空いっぱい!』と喜んだのもつかの間・・・ |
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すぐ上の岩場に上がってみれば、北アルプスの稜線がもう半分隠れています。 |
昨日登った火打山も隠れそうだけれど、見えているうちにオールフリーで乾杯。 |
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登りの道とは全く様相が違って、頂稜には高い大岩が点在していました。 |
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急峻な山なので、南峰からの下りも急下り。 |
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次のクサリ場は短く、ステップが切られていて、よく整備された鎖場です。 |
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8合目に風穴がありました。二つの小さな穴から涼やかな風が吹き出していて、気持ちいい~! |
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やがて赤土で滑りやすい泥濘道になってきたので要注意。小さな光善寺池も見えてきました。 |
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分岐のある天狗堂に着きました。以前はお堂があったらしいので小広い平地です。 |
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が、なんとまた急下りが続きました。しかも途中に「胸突き八丁」の標識があり、滑りやすい苔むした岩の急下りで、今回ルート一番の難所でした。 |
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沢が近づき、一休み。硫黄の匂いがしていて、沢は白濁した流れ。温泉の成分も含まれているようで、男性ならこの水風呂も良さげです。 |
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麻平分岐を過ぎるとコンクリート舗装の細道になりました。左手の滝が称明滝・光明滝のようです。 |
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作業小屋のある水場で岐阜県から来られた方と黒部渓谷のことなどお話を伺いながら下って行くと、やがて車道になり、左に「黄金の湯」がありました。髪を洗いたかったので燕温泉の日帰り湯を利用するつもりでしたが、女湯をちょっと覗いてみると、誰もいない。更衣室で帰る支度をされている方が一人いましたが、青みがかった乳白色の気持ちよさそうな露天風呂なので、こちらに入ることにしました。 |
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黄金の湯から少し下ると燕温泉で、ちょっと鄙びた風情の静かな温泉街。真っ先に「氷」が目に入り、吸い込まれて中へ。欲張った「あずき抹茶ミルク」はとっても甘くて美味しかったです。 |
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一番下のホテル「花文」の横がバス停で、手前に足湯があります。山から下ってきた若者たちが楽しそうに入っているのを、ホテル前のブランコに乗って眺めながらバスを待ちました。 |
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花いっぱいで、空を映した池塘など美しく穏やかな雰囲気の火打山とは対照的に、妙高山は岩ゴロゴロ急登、大岩ゴツゴツ山頂、胸突八丁ズルズル急下りと非常にワイルドでした。火打山と妙高山は、『名前を逆にしたほうが合ってるみたい~』と思いましたが、下山してしまえば変化があって楽しい山でした。初めての新潟の山でしたが、行ってみればアクセスも難しくなく、季節を変えてまた行きたいと思います。 |
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妙高山の花々 |