妙高山

みょうこうさん(2454m)
平成26年7月25日~26日

今日は妙高山へ登ります。朝は北アルプスもきれいでしたが、山頂に着く頃は雲が上がってきました。
急登急下りで、名前の印象とは違いワイルドな山でしたが、黄金の湯でゆったりのんびりできました。


2014.7.26
(土)
 高谷池
 ヒュッテ
黒沢池
ヒュッテ
大倉乗越黒沢池
分岐
妙高山
(北峰)
妙高大神
(南峰)
天狗堂麻平
分岐
黄金の湯燕温泉BS
晴れ
のち雲多し
 06:00発06:55
07:15
07:35
07:40
08:10
08:25
09:45
10:40
10:45
11:05
12:15
12:20
13:2014:25
15:10
15:15着
16:20発



快晴の素晴らしい朝を迎えました。夜明け前の清々しい山の空気のなか、天狗の庭までちょっと散歩。
曙色の空に浮かぶ黒姫山のシルエット。 天狗の庭と火打山は、またいつか来ましょう。


夜明け前の高谷池
【夜明け前の高谷池】

朝の天狗の庭
【朝の天狗の庭】

5:30からの朝食後、すっかり明るい朝の姿になった火打山を眺めて、妙高山へ出発です。


朝日を受ける火打山
【朝日を受ける火打山】
鹿島槍ヶ岳~白馬岳
【北アルプス 鹿島槍ヶ岳~白馬岳 (拡大)】

分岐から黒沢池方面へ緩やかに登り、振り返ると北アルプスが見えてきました。鹿島槍ヶ岳~白馬岳の稜線でしょうか、左の方は雲海が広がっています。


更に登ると、遠く雲海に浮かぶ槍ヶ岳方面も見えてきて、素晴らしい眺め!
『午前中は、どうかどうか、この雲海が昇ってきませんように!!』


北アルプス
【穂高・槍ヶ岳方面~鹿島槍・五竜・唐松岳 (拡大)】

キヌガサソウ、ヨツバシオガマなど見ながら登って行くと、シラビソ林の小さなピークに「茶臼山」の標識がありました。


下りになると大きく開け、妙高山と黒沢池が一望。
黒沢池から富士見平への道も気持ち良さそう~
ちょっと歩いてみようかな。


妙高山と黒沢池
【妙高山と黒沢池 (拡大)】
黒沢池ヒュッテ
【黒沢池ヒュッテ】

残雪の横にドーム型の屋根が見えてきました。
タカネニガナが群生する気持ちのいい笹道を下って行きます。

黒沢池ヒュッテのベンチにザックを置いて、ちょっと黒沢池の近くまで散策。ミズバショウの頃は花も多そうで、今は可愛いワタスゲが揺れていました。

黒沢池
【黒沢池のミズバショウ葉とワタスゲ】

ヒュッテに戻り、妙高山へ向かいます。すぐ先で三ツ峰への道を分けて、
しっとり緑のダケカンバ帯で大木を見上げたり、大岩の間の泥濘を登って行きました。


妙高山へ
【三ツ峰・妙高山 分岐】

ダケカンバ
【ダケカンバ】

上がりついた小さな鞍部が大倉乗越でした。
目の前の妙高山がとても大きく、いかにも急峻。

振り返り見る火打山はまだきれいですが、妙高山にはもう雲が迫ってきていて焦ってしまいます。


大倉乗越
【大倉乗越】
妙高山へ
【雲迫る妙高山】

花の少ない緑一色の山肌をトラバース。『雲はまだそこにいてね~』と思いつつ下ったのに・・・

黒沢池分岐に着いて涼やかな雪渓を見たらコロッと忘れ、木陰でゆっくり休憩タイム。

短い雪渓を登って行きます。所々、踏み抜き穴があるので要注意。

黒沢池分岐
【黒沢池分岐】

かなりの急登で、しかもぬかるんだ岩ゴロゴロ坂。滑らないよう注意しつつ、一歩一歩。
上の方はダケカンバも美しく、ちょっと休憩。 岩ゴロ急登にも大分慣れてきました。


岩道
【泥濘の岩道】

ダケカンバ林
【ダケカンバ林の大岩急登】

火打山
【振り返る火打山】

しかし、振り返って火打山を見れば、もわもわと雲が上がってきています。『そうだ!急ぐんだった!』と思い出し、気は急くけどそんなに早く登れない。

ようやく妙高山の山頂に着きました。
『まだ青空いっぱ~い!』と喜んだのもつかの間・・・

妙高山 山頂
【妙高山 山頂】
北アルプス
【北アルプス (拡大)】

すぐ上の岩場に上がってみれば・・・
北アルプスの稜線がもう半分隠れています。
かろうじて見えているのは鹿島槍ヶ岳の山頂と雪が残る白馬あたり。

『もうちょっと早ければ・・・』の残念でした。

昨日登った火打山も隠れそうだけれど、見えているうちにオールフリーで乾杯。

期間限定のオールフリー・シトラスクール。
夏にふさわしい爽やかな飲み心地です。


雲が動くので北アルプスも見え隠れ。未練がましく、1時間近く眺めていましたが、そろそろ南峰へ行きましょうか。テガタチドリが群生しています。

火打山
【火打山 (拡大)】

登りの道とは全く様相が違って、頂稜には高い大岩が点在していました。
三角点のある北峰より高い南峰には妙高大神が祀られているので、ご挨拶。
右端が山頂(北峰)で、流れる雲や隠れた北アルプス方面を見ながら簡単お昼です。


南峰 妙高大神
【南峰 妙高大神】

南峰から見る妙高山北峰
【右端が三角点のある妙高山山頂 (拡大)】

岩場の下り
【岩場の下り】

急峻な山なので、南峰からの下りも急下り。
でも足場はしっかりしています。


次のクサリ場は短く、ステップが切られていて、よく整備された鎖場です。
下から登山者がけっこう上がってきていて、その先は熊笹のダケカンバ帯。


クサリ場
【見下ろすクサリ場】

ダケカンバ帯
【ダケカンバ帯】

8合目に風穴がありました。二つの小さな穴から涼やかな風が吹き出していて、気持ちいい~!


風穴
【風穴】

が、やがて赤土で滑りやすい泥濘道になってきたので要注意。小さな光善寺池も見えてきました。


赤土 泥濘
【赤土 泥濘】

光善寺池
【光善寺池】

天狗堂
【天狗堂】

分岐のある天狗堂に着きました。以前はお堂があったらしいので小広い平地です。

右がケーブルで下る赤倉登山道。左が燕温泉に下る燕登山道です。どちらにしようかちょっと迷ったけど、今日中に帰れればいいので、左の燕登山道を下ってみます。

が、なんとまた急下りが続きました。しかも途中に「胸突き八丁」の標識があり、滑りやすい苔むした岩の急下りで、今回ルート一番の難所でした。

胸突き八丁
【振り返る胸突き八丁】
白濁の沢
【白濁の沢の流れ】

沢が近づき、一休み。硫黄の匂いがしていて、沢は白濁した流れ。温泉の成分も含まれているのでしょう、男性ならこの水風呂も良さげです。

麻平分岐を過ぎるとコンクリート舗装の細道になりました。左手の滝が称明滝・光明滝のようです。

道端のヤマアジサイは装飾花が5枚あって、とてもきれいな薄緑色。青色のエゾアジサイはいっぱい咲いています。初めて見る可愛い水色の花も咲いていました。

称明滝
【振り返り見る称明滝・光明滝】


ヤマアジサイ?

エゾアジサイ

???

タマガワホトトギス


作業小屋のある水場で岐阜県から来られた方と黒部渓谷のことなどお話を伺いながら下って行くと、やがて車道になり、左に「黄金の湯」がありました。髪を洗いたかったので燕温泉の日帰り湯を利用するつもりでしたが、女湯をちょっと覗いてみると、誰もいない。更衣室で帰る支度をされている方が一人いましたが、青みがかった乳白色の気持ちよさそうな露天風呂なので、こちらに入ることにしました。

葦簀が立てかけられ、道路からは見られないし、その後入って来られた単独の中高年女性とおしゃべりしながら出たり入ったり。バスの時間までいっぱいあるので、ゆったり寛いだひとときでした。


黄金の湯
【黄金の湯】

女湯
【女湯】

黄金の湯から少し下ると燕温泉で、ちょっと鄙びた風情の静かな温泉街。真っ先に「氷」が目に入り、吸い込まれて中へ。欲張った「あずき抹茶ミルク」はとっても甘くて美味しかったです。


燕温泉
【燕温泉】

あずき抹茶ミルク
【あずき抹茶ミルク 500円】

一番下のホテル「花文」の横がバス停で、手前に足湯があります。山から下ってきた若者たちが楽しそうに入っているのを、ホテル前のブランコに乗って眺めながらバスを待ちました。

やってきたバスを、ホテルの送迎バスかと勘違い。離れた所からボーっと見ていたけれど、これが関山駅へ行ってくれる市営バスと分かり、慌てて乗車。長野駅からは新幹線で帰りました。


燕温泉BS
【燕温泉 市営バス】


花いっぱいで、空を映した池塘など美しく穏やかな雰囲気の火打山とは対照的に、妙高山は岩ゴロゴロ急登、大岩ゴツゴツ山頂、胸突八丁ズルズル急下りと非常にワイルドでした。火打山と妙高山は、『名前を逆にしたほうが合ってるみたい~』と思いましたが、下山してしまえば変化があって楽しい山でした。
初めての新潟の山でしたが、行ってみればアクセスも難しくなく、季節を変えてまた行きたいと思います。



 妙高山の花々




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