大菩薩峠・天狗棚山

だいぼさつとうげ(1897m)・てんぐたなやま(1957m)
平成24年12月31日~平成25年1月1日

大菩薩峠で迎える平成25年。 初日の出は雲の間からでしたが、
清々しい青空の下、天狗棚山で展望を楽しんでから裂石へ戻りました。


2013.1.1
(火)
 大菩薩峠
 介山荘
親不知ノ頭大菩薩峠石丸峠天狗棚山熊沢山
笹・山腹道
上日川峠千石茶屋大菩薩峠
登山口
快晴  08:30発08:45
08:50
09:0009:2509:40
09:50
10:00
10:20
11:35
11:45
12:3513:00着
13:33発



日の出前。
西の空には、月がまだ高く輝いていました。
南アルプスは雲もなく、今はまだすっきり。

南アルプス
【日の出前の南アルプス】
初日の出
【初日の出】

初日の出は、雲と雲の間からでした。

明けましておめでとうございます。
今年もどうか穏やかな一年となりますように。

富士山は後ろの雲がとれず赤く染まらず、ちょっと残念でしたが上空は素晴らしい青空です。

風があるので厳しい寒さですが、キリッとした空気の、清々しい新年の朝でした。

元旦の富士山
【元旦の富士山】

朝食後は、また親不知ノ頭まで行ってみました。
ここから見る富士山と南アルプスは素晴らしいです。

親不知ノ頭から
【親不知ノ頭から】

雷岩から妙見ノ頭のなだらかな山肌も素敵。
一度ここの真っ白な雪景色を見たいと思っているので、またいつか冬に来たいと思います。


雷岩~妙見ノ頭
【雷岩~妙見ノ頭】

介山荘に戻って来ました。もう皆さん出発したようで誰もいません。小屋の外からお礼を言って、熊沢山へ向かいました。アイスバーンの樹林帯を登りきると、富士山が見えてきます。


石丸峠へ
【石丸峠へ】

石丸峠への下りでMTBの人に会いました。元日からMTBって、本当に好きなんでしょうね~
颯爽と、気持ち良さそうに下って行きました。

石丸峠から見る小金沢山。
後ろの富士山が徐々に重なっていきます。

牛ノ寝通りへ向かう時、富士山が見えるのは石丸峠までなので、ちょっと大事な峠です。

石丸峠
【石丸峠】
天狗棚山へ
【牛ノ寝通り分岐から天狗棚山へ】

牛ノ寝通りの分岐に来ました。
先ほどのMTBの跡が牛ノ寝通りへと伸びています。私は右上の天狗棚山へ向かいました。

上がりきると、なんと、木の葉さんが眺望中。ここの展望の良さをお知らせしたけれど、速い方なのでもう下山されたと思っていたので、びっくり。


天狗棚山から見る狼平と小金沢山。
富士山はちょうど真後ろに隠れていますが、笹原の広がるこの景色も素敵です。

天狗棚山から見る小金沢山
【天狗棚山から見る小金沢山】

そして何と言っても素晴らしいのは、横一列に並んだ南アルプス!
今日は稜線に雲がからみついてちょっと残念だけれど、ここは大好きな場所です。

南アルプスと熊沢山
【南アルプスと熊沢山】

素晴らしい展望に嬉しくなって、「あっちが奥多摩! 遠くが丹沢で、相模湾も光ってますね~!」などと口走り、ベテランの木の葉さん相手に『釈迦に説法』。

非常に無口な木の葉さん。「知ってます」とも仰らず、ニッコリ笑うしかないみたいでした。(笑)


雲取山~鷹ノ巣山
【雲取山~鷹ノ巣山】
熊沢山と大菩薩嶺
【熊沢山と大菩薩嶺】

木の葉さんは小金沢連嶺を歩きたかったようですが、お正月はバス便が限られているので今回は中止とのこと。ご一緒に下山することになりました。

石丸峠からは左へ進みます。
この熊沢山の笹の山腹道は、正面に南アルプスを見ながら歩く気持ちのいい道。

素通りするのは勿体ないので、木の葉さんにも強引に座っていただいて、富士山眺めつつティータイムにしました。

熊沢山
【熊沢山の笹の山腹道】
カラマツ林
【カラマツ林】

笹道が終わるとカラマツ林が続きます。
冬枯れの季節は樹間から富士山も眺められ、太陽燦々の気持ちのいい道でした。


カラマツ林の先にある、小さなダケカンバ林。
冬の澄み渡った青空に、輝く白い幹がとてもきれいです。


ダケカンバ
【ダケカンバ】

青い空 白い幹
【青い空 白い幹】

上段の林道に出ると奥秩父の山々が見え、真っ白な金峰山のトンガリ五丈岩が見えました。

中央に見える白い防火帯はどこでしょう。
あそこも気持ち良さそう~


奥秩父方面
【左端が金峰山】
上日川峠へ
【上日川峠へ】

下段の林道に下り立った所が、小屋平バス停。
更に下って沢を渡り、緩やかな登りになると上日川峠も近いです。この辺りは雪も深かったようで、ザクザクスノーハイクでした。

上日川峠に戻って来ました。駐車場フェンスから見る南アルプスは更に雲が増えていました。

ロッジ長兵衛
【ロッジ長兵衛】
裂石へ
【裂石へ】

明るい道を下って裂石へ。
風も収まり、穏やかな陽だまり道でした。

大菩薩峠登山口バス停に到着。元旦は本数が限られていますが、13:33二本木経由があり、時間があるのでバス停前の番屋茶屋でほうとうをいただくことにしました。ギリギリで間に合いましたが、オマケの甘酒も美味しかったです。

番屋茶屋 ほうとう
【ほうとう 1000円】


大晦日の大菩薩スノーハイクは残念でしたが、アイスバーン続きのザクザク道もアイゼンがよく効いて軽快でした。元旦は雲の間からの初日の出で、風もあって寒かったけれど、両日とも清々しい青空で、感謝の年越しになりました。今年も平穏で、無事な山歩きが出来ますように。




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