清里・川俣渓谷

きよさと・かわまたけいこく


高山へ行けないので、せめて高原の空気に触れたいと清里高原へ行く事にしました。
涼しそうな川俣渓谷で滝巡りをして、清泉寮からは牧草地を見ながら散策してきました。


2011.8.13
(土)
 清里駅聖ヨハネ
保育園
吐竜の滝天井岩車道東沢大橋
展望台
清泉寮キープファーム
ショップ
清里駅
晴れ  09:40着
 10:00発
10:2011:05
11:25
12:30
13:00
13:3513:50
14:00
14:15
14:35
15:0015:20着
15:34発



30年くらい前でしょうか家族で清里へ行った時、清泉寮しかなかった周辺にメルヘンチックなお店が建ち並び、すっかり原宿化していてびっくりしたことがあります。そして10年くらい前に行ったら今度はまたすっかり寂れて閉店通りになっていました。そして今はまた山ガールの出現で、少し賑わいを取り戻したようです。清里の観光は30年ぶり。清里観光振興会トレッキングマップをプリントしてきたので、まずは駅前の観光案内所へ行って詳しく聞いてきました。


清里駅前通り
【清里駅前通り】

清里駅前の階段を下りて右へ進みます。
左のグリーン城のようなお店は売り物件。
右のミルクポットは営業しています。

Y字型分岐で、右は美し森へ行く道。
左へ進み、少し先で右手の踏切を渡って清泉寮への車道を進んで行きます。

すぐに聖アンデレ教会分岐の標識が見えてきたので、左へ入りました。

奥の聖ヨハネ保育園手前に吐竜の滝への道標があり、細道を進んで行くと雑木林の中に木陰道が伸びていました。

吐竜の滝 入口
【聖ヨハネ保育園 「吐竜の滝」道標あり】
キープ協会 牧草地
【キープ協会 牧草地】

少し進むと牧草地に出ました。正面に八ヶ岳が見えるはずですが、今日は晴れていても山には雲がかかり残念です。

刈り取ったあとの干草の匂いの中、右の木陰伝いに進むとまた雑木林になりました。

明るい木陰道。標高は1300mくらいあるのでしょうか、涼しくはないけど暑くない気持ちのいい道です。どこからかヤマユリの匂いがしてきました。

笹と唐松林
【雑木林の木陰道】

いつの間にか熊笹いっぱいのカラマツ林になり、ハルゼミの声が聞こえています。
やがて沢へ向けて下りになると、奥の方に陸橋のような物が見えてきました。
下って行くと小海線の高架で、線路脇の段々道を下ると川俣渓谷でした。
よく見かける白い小花。よく見ると花びらが三つに割れてとても可愛い花でした。


竜のような幹
【熊笹とカラマツ林】

吐竜の滝
【下に小海線】


コマツナギ?

(花びらが可愛い)???

カシワバハグマ?

タマガワホトトギス

下に小海線
【吐竜の滝】

川に架かる橋を渡ると奥に人が沢山見えてきて、吐竜の滝に着きました。夏休みなので、家族連れも多いです。

水量はさほど多くないけれど何本にも分かれた滝が落ちてきて、やはり水の流れのそばは爽やかでいい気持ち。

この吐竜の滝から北へ川俣渓谷自然遊歩道が伸び道標も完備しているようですが、歩く人は意外と少なく、近くの駐車場からの滝ピストンが多いようでした。

歩いてみると、けっこう岩々の道です。足は最初の数歩が強張っていますが、歩き始めれば普通なので問題ありません。段差のある下りは神経使いますが、上って行く道なら大丈夫です。

岩々の道
【けっこう岩々の道】
可愛い少年
【可愛い少年】

時々家族連れやグループとすれ違いますが、ふと見ると岩に腰掛け、一人じっと佇む少年がいました。

何を見て、何に心を寄せているのでしょう。
自然に浸れる情感豊かなこの子は、将来きっと素敵な青年になることでしょう。 遠く離れた孫娘の許婚候補に、名前を聞いておけばよかったかな。(って、今はいつの時代じゃ・・・)


途中に県営牧場へ上がる道も分岐しています。この川俣渓谷には名前のついた小さな滝がいくつかあります。どれも豪快さはないけれど、サラサラと流れる沢沿いの木陰道は涼しく、紅葉の頃の散策にもよさそうだなあと思いました。


御座石(九段の瀬
【御座石(九段の瀬】

蘭庭曲水
【蘭庭曲水】

獅子岩橋で対岸へ移りました。すぐ先にある獅子岩は名前どおり大きな岩で、見上げると庇のように岩が張り出していて、上にも樹木が茂っていました。


獅子岩橋
【獅子岩橋】

見上げる
【獅子岩を見上げる】

清泉寮分岐
【清泉寮分岐】

すぐ先はちょっと小広い川岸で、清泉寮への道が分岐してます。清泉寮から下りて来た人が時々行き交っていました。

更に少し行くと天井岩橋。もうお昼過ぎたし、静かなのでここでお昼にしました。

天井岩橋
【天井岩橋  右に天井岩】

イワタバコ
【イワタバコ】


なるほど天井岩だなあと、ぼんやり岩肌を見ながらおにぎりを頬張っていると、何やら葉がいっぱい垂れ下がっています。イワタバコの葉に似ているな~と眼を凝らしてよく見てみると、小さなピンクの点々。近寄ってみると、なんとイワタバコでした。

清里で見れるとは思っていなかったので、びっくり。嬉しくなって、おにぎりは放っぽり出し、早速写真タイムになりました。

葉の生え方も面白いけど、星型の花もシンプルなのに面白くて可愛い。


タマガワホトトギス
【タマガワホトトギスもいる】

イワタバコ
【イワタバコ】

食後は沢から離れ、長い梯子でコアジサイの群生する林の中を上がって行きます。


長い梯子
【長い梯子もある】
県営八ヶ岳牧場
【県営八ヶ岳牧場】

上には八ヶ岳牧場の広い草原が広がっていました。向こうに赤岳などが見えるのでしょうが、今日は雲がかかり残念です。

ずっと平坦な木陰道を進んで行くと車道に出ました。右へ進めば赤い橋の東沢大橋です。

東沢大橋
【東沢大橋】
東沢大橋 展望台
【展望台から赤岳方面】

橋を渡るとレストハウスがあり、下に展望台がありました。晴れていれば、正面に三ツ頭・権現岳~赤岳が見えるようです。

展望台の階段を下るとまた樹林帯の木陰道で、緩やかに下っていくと清泉寮への分岐がありました。左は八ヶ岳自然ふれあいセンターへの道です。

清泉寮 分岐
【清泉寮 分岐】

雑木林の中、平坦な道を進み清泉寮に出ました。今は新館が出来ていてホテルのような清泉寮。
ジャージーハットのソフトクリームを食べてみたいと思っていたので、早速売り場へ直行。行列が出来ていましたが、ソフトクリームの食券(?)係が2名で売りさばき、中に入ると作る係が4人も並んで機械も4,5台並んで、あっという間に手渡されました。工場の生産ラインみたいで、情緒もナニもない。味は確かにコクがあってクリーミーですが、個人的には美しの森のソフトクリームのコクとさっぱり感の方が好きだな~


清泉寮
【清泉寮】

ジャージーハット
【ジャージーハット】

清泉寮 草原
【清泉寮から富士山方面】

清泉寮前の広い草原にはベンチもあって多くの人で賑わっていました。北の八ヶ岳は雲の中ですが、南にはどこぞの山並みが見えています。すっきり晴れていれば富士山も見えるそうですが、今日は残念。


バス通りに出て、向かい側の八ヶ岳ふれあいセンターを抜け、また雑木林に入って南下。キープファームの牧草地伝いに下って行きます。下ると言っても殆ど平坦な道。ファームショップの建物近くでは観光客を乗せたトラクターが草原の中をゆっくりゆっくり進んでいました。


キープファーム
【キープファームから八ヶ岳方面】

キープファーム
【キープファームから奥秩父方面】

その先も牧草地が続き、横の木陰道を進んで来ました。晴れていれば素晴らしい八ヶ岳の雄姿が見えるはず。もっとトシ取っても、ここなら楽しい散歩コースになるなあと思いつつ、しばし眺めていました。

更に南下してバス通りに出れば、あとは清里駅へ戻るだけです。


牧草地
【牧草地を振り返る】
売り物件
【売物件】


駅からちょっと外れた場所には売り物件が多く、このきのこのお土産屋さんも娘が小さかった頃に来た覚えがあります。

ホテルのようになってしまった清泉寮。
売物件のお店、寂しいおとぎの国のよう。
流行に翻弄されてしまった清里ですが昔の素朴な高原の駅に戻ることはもうないのでしょう。

駅前だけは今も賑やかで、多国籍輸入雑貨屋さんとか古着屋さんとか千円工房とか、個性的なお店が並んでいました。



清里イコール高原のイメージでしたが、調べてみれば近くにこんな可愛い(?)川俣渓谷があったのを知り、思いがけない森と草原と東沢の滝巡りの楽しい一日でした。ここは10年後でも来れそう。季節を変えてふらっと歩くのにいいコースを見つけて嬉しくなりました。今回はスーパーホリデーパスを利用しましたが、便利でお得なので四季折々これからもずっと販売してくれるといいなあと思いました。

《8/19現在》
足の曲がり方は大分良くなりましたが、完全にはまだ遠いです。歩いている時は問題なく普通ですが、朝は布団の上でしばらく屈伸運動をしてからでないと立ち上がれません。焦らず気長に治そうと思います。


 清里・川俣渓谷の花々



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