宝登山・長瀞アルプス

ほどさん(497m)


厳しい寒さが続いたこの冬、ようやく満開を迎えたというロウバイを見に宝登山へ行ってきました。
帰路は、穏やかな光の中、長瀞アルプスと呼ばれる緩やかな雑木林の尾根を下りました。


2011.2.26
(土)
 長瀞駅宝登山
神社
ロウバイ園宝登山野上峠雑木林
ピーク
萬福寺野上駅長瀞駅
快晴  09:20着
 09:30発
09:45
09:50
10:40
11:50
11:50
12:30
13:0013:20
13:30
14:0014:1514:50着
15:00発



今日は快晴。先週断念した宝登山へ行くため、今日は迷いなく東飯能から西武線の直行電車に乗り換えました。西武秩父駅ではなく横瀬駅で切り離し、前4両が三峰行き後4両が長瀞行きです。
ロウバイで有名な宝登山はロープウエイで簡単に上がれるので、この時期は賑わいそう。人出の少ない午前中にロウバイ園を回り、帰路に長瀞アルプスを歩くことにしました。


宝登山神社
【宝登山神社 大鳥居】

レトロな駅舎の長瀞駅には、あの懐かしい赤ポストがありました。

駅前の大通りに出ると宝登山神社の大鳥居があり、真っ直ぐ進むと突き当りに登山口がありましたが、右手に本堂があったのでちょっと寄ってお参りします。

登山口に戻り、林道を進んで行きます。ロープウエイ駅分岐からは未舗装道路になり、大きく折り返しながら登って行くと、開けた場所に出ました。北側の山々が一望。あちらが長瀞アルプスのようです。

長瀞アルプス方面?
【長瀞アルプス方面?】

分岐で動物園へ続く道を右へ見送り、更に登るとロープウエイ駅に着きました。
周辺にはロウバイがいっぱい。下の梅林は後で回ることにして、先ずはロウバイ園へ。
平年は12月末から咲き始めるようですが、今年は厳しい寒さに遅れたようで、今が満開のよう。


梅林
【左に梅林見つつ】

蝋梅園へ
【蝋梅園へ】

ロウバイ
【甘い香り漂うロウバイ】

青空に黄色の花が映えて、とってもきれい。
いっぱいの花を見上げながら歩くのは、なんて幸せなんでしょう。






西へ進むと、こちらにもロウバイ園があって、上が宝登山の山頂のようです。
まだ早い時間なので人も少なく静か。青空と山々と花いっぱいに、心うきうき。

西ロウバイ園へ
【西ロウバイ園へ】

「西ろうばい園」の札が立ち、遠くにギザギザの両神山がうっすらと見えています。


西ろうばい園
【西ろうばい園】
宝登山へ
【ロウバイの香りに包まれて宝登山へ】

満開ですが、蕾もまだ沢山。
周辺には爽やかな甘い香りが漂っています。
優しい春の日差しの中、散策する人たちもみなさん幸せそう。

ロウバイ園の上が宝登山の山頂で、いくつかあるベンチでしばし休憩。

宝登山 山頂
【宝登山 山頂】
武甲山
【武甲山見つつ】

お昼にはまだ早いし、人の少ないうちに梅林へも行ってみようと思います。
武甲山見つつ、また引き返してロウバイ園へ。

青空の下のロウバイトンネルは、何度歩いてもいい気持。名前通り、ろう細工のような花びらが春の光に輝いて、ほんとに艶やかです。

ロウバイ
【満開のロウバイ】

ロウバイ

ロウバイ

梅百花園
【ロウバイと梅林】

梅林は東ロウバイ園の下にあります。
青い空、黄・白・赤の春の彩りを楽しみながら散策。

梅は3,4分咲きといったところでしょうか。外人さんも立派なカメラを抱えて、熱心に撮影していました。


紅白梅
【紅白梅】

梅百花園
【梅百花園】

ロウバイは山頂の東側にも苗木がたくさん植えられていたので、将来はもっと広がりそうです。
ロープウエイ駅前には福寿草も植えられていて、大きな花を咲かせていました。


ロウバイ園
【賑わってきたロウバイ園】

福寿草
【福寿草】

宝登山山頂に戻り、今日は時間があるのですいとんを作りました。風もなく暖かなベンチでロウバイや秩父の山々を眺めつつお昼。

人も増えてきて、山頂も大賑わいになってきました。長瀞アルプスと呼ばれる尾根歩きに出発です。


長瀞アルプスへ
【長瀞アルプスへ】
段々下り
【緩急交互の下り】

野上駅から宝登山へ向けて歩くのが一般的なようで下り始めると何度もグループの人達とすれ違いました。階段道が続き、一気に下ります。

林道に出て右へ進み、10分ほど歩くと道標の立つ登山道入口がありました。

林道
【林道を右へ】
長瀞アルプス
【明るい雑木林の長瀞アルプス】

ここからは明るい雑木林で、陽だまりの緩やかな道になりました。少し行くと「小鳥峠」という可愛い名前の道標があり、右へも道が伸びていました。

小さな伐採地に出ると、すぐ下が四辻になっていました。道標には「野上峠」と記され、左は「三軒家」右は「氷池」ですが、どちらもヤブっぽい雰囲気です。

野上峠
【下に野上峠が見える】
氷池分岐
【氷池分岐から振り返る宝登山】

更に進むと、「氷池分岐」。
振り返れば宝登山がもう遠くになっています。


曲がりながら道は緩やかに伸びていて、ずっと雑木林。周辺にはヤマザクラの木も多いので、麗らかな春も歩いてみたい雰囲気です。

巻き道上の小さな高みに上がりました。ピークと言うほどの高さもなく狭い所ですが、暖かな日差しが心地良いのでここでコーヒータイム。

春らしい軽やかな小鳥の声が、どこからか聴こえてきます。

ピーク
【山桜ピーク】

雑木林は続き、木々に透ける山々を見つつ緩く回り込むと天狗山分岐。
見上げれば何やら植林っぽいのでパス。「神まわり」と書かれた小さな道標もありました。


天狗山分岐
【すぐ先に天狗山分岐】

神まわり
【神まわり】

更に進んで行くと右側が開けてきて、長瀞の町が一望できるようになりました。
左手の山が雨乞山や陣見山? 正面が岩根神社のある大平山のようです。

長瀞の町
【長瀞の町】

宝登山登山口
【宝登山登山口を振り返る】

見晴らしのいい尾根を右寄りに下りて行くと農道に出ました。左へ行くと宝登山登山口で、「黒文字細工」を庭先に並べた「へんてこりん本舗」というお店がありました。すぐ先が萬福寺です。


車道に出て右へ進み、左にカーブして野上駅前に出ました。次の電車は14:45で、長瀞駅で西武線直行に接続しています。30分以上時間があるのでそのまま長瀞駅まで歩くことにしました。 途中で左へ曲がり、遮断機のない踏み切りを越えて桜並木に出ました。

静かな裏通りで途中左側に金石水管橋があったので寄り道。橋から荒川を眺めたりしました。


荒川
【金石水管橋から見る荒川】
北桜通り
【北桜通り】

この通りは「北桜通り」というそうで、4月にはお花見通りになって賑わうのでしょうか、今は静かな道を歩いて長瀞駅へ向かいました。



宝登山。満開のロウバイ園は甘い香りに包まれて見晴らしも良く、気持ちのいい山でした。艶やかなロウバイは、やはり青空と明るい光が似合っているなあと改めて思いました。この冬は厳しい寒さが続いたので蕾もまだ多く、梅もこれから見頃を迎えるので、今年はもう少し両方を同時に楽しめそうです。長瀞アルプスはアルプスと言うほどのアップダウンもなく、雑木林の多い穏やかないいルートでした。



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