宮地山・大垈山 ・セーメーバン

みやちやま(1112m)・おおぬたやま(1179m)・せーめーばん(1006m)


小金沢連嶺から派生する楢ノ木尾根と大月駅の中間に位置する宮地山とセーメーバン。
芽吹きか新緑の頃にと思いつつ、毎年見送って来た山へようやく行くことが出来ました。


2011.1.23
(日)
 奈良子
入口
林沢戸
入口
急坂
休憩
山神
大権現
宮地山大垈山 セーメーバン高ノ丸トズラ峠稚児
落とし
大月駅
晴れ  08:35着
 08:35発
08:5010:00
10:10
10:5311:00
11:25
12:25
12:40
13:10
13:20
14:0514:2015:05
15:15
16:00着
16:13発



バス時刻を確認すると始発が大月駅だったので、大月駅から浅川行き8:10発のバスに乗りました。乗客は私一人。よく考えれば、このバスは権現山へ行った時と同じバス。猿橋経由なので、猿橋駅(8:18)から乗ればよかったなあと、ちょっと後悔しました。


林沢戸入口BSから見る宮地山
【林沢戸入口BSから見る宮地山】

奈良子入口で下車。
左の車道を進んで行くと15分ほどで「林沢戸入口」のバス停です。(奈良子行きのバスは平日のみ)
左手に見えているのが宮地山への尾根のようです。左へ下りて行くと、橋の先の右奥に宝鐘寺の屋根が見えてきました。

宝鐘寺は現在補修中で、シートで包まれた本堂の裏に回ると宮地山登山口がありました。

新しい道が出来たばかりのようで、きれいな階段が出来ています。さっきの車道をそのまま進んで、突き当たりを右へ曲がる方が分かりやすそうでした。

宝鐘寺
【宝鐘寺を振り返る】
林道横断
【林道横断】

落葉樹やら檜やら竹やら、混然とした樹林帯を登って行くと、林道横断。

薪の上に洗濯機が置いてあります。すぐ上には廃屋があって、外に置かれた浴槽には厚い氷が張っていました。


急登が続きます。植林は一部なので全体は明るいものの、落ち葉いっぱいの急な登りで、ザラザラ地面の出ている所は滑りそう。木につかまりながら一歩一歩登って行きました。右手には木々の間から浅川峠が見えて、権現山や扇山がよく見えています。高みに上がると、用沢分岐の道標がありました。


用沢分岐
【用沢分岐】

権現山・浅川峠・扇山
【権現山・浅川峠・扇山】

この先は更に急登で、転がらないよう木々につかまりながら登って行きました。振り返れば木々の間から富士山が見えていました。背後が薄雲なのでちょっと見難い富士山だけど、見えるだけで嬉しいです。
しかし、ここは滑りやすい急登が続いてシンドイ。途中で富士山見つつ休憩しました。


富士山
【富士山】

急登が続く
【急登が続く】

ようやく急登が緩み、稜線手前に出ました。
「山神大権現」の石碑がありますが、なぜか馬の置物もあります。

このすぐ先で左へ進みました。


山神大権現
【山神大権現】
宮地山へ
【宮地山へ】

向こうに見えるのが宮地山でしょうか。
緩やかな冬枯れ道を気持ちよく進んで行きました。右手には楢ノ木尾根の稜線がよく見えています。

宮地山に到着。
ぐるっと木々に囲まれていますが、冬は周囲の山々がよく見え、富士山も見えています。

シーンと静か。
破線ルートではあるけれど、もともと地味な山域なので全く人の気配がありません。落ち葉に座って富士山見つつ、ちょっと早めのお昼にしました。

宮地山
【宮地山 山頂】
カラマツ・アカマツ
【カラマツ・アカマツ】

この先はカラマツ林になりました。ちょっとヤブっぽいです。アカマツも混じった林で、右手には楢ノ木尾根の泣坂ノ頭〜大峰でしょうか、デコボコの稜線が見えていました。

大きく撓んだような落ち葉の林に、柔らかな冬の日差しが降り注いでいます。

地図に迷マークがついているのはこの先のようで、向こうに見える小さな尾根に回り込むようにして乗り、西へ進んで行きました。

迷マークあたり
【あの尾根を右へ】

ゆったりした尾根を進んで行くと送電鉄塔に出て、
その上の伐採地にはネットで保護された檜の幼木がいっぱい植林されていました。
開けているので見晴しが良く、楢ノ木尾根の大樺ノ頭から大峰辺りの稜線が一望。
あの尾根もいつかいつかと思い続けている尾根で、去年も行きそびれました。
今日セーメーバンを卒業するので、今年こそ行きたいと思っているのですが・・・

楢ノ木尾根
【大樺ノ頭〜泣坂ノ頭〜大峰  右手遠くは三頭山方面?】

伐採地を上がりきるとセーメーバン・大垈山の分岐で、ここからは実線ルートなのではっきりした道になりました。大垈山はすぐのようなので寄ってみます。



こちらもゆったりした冬枯れの森で、緩やかな登り。ここは芽吹きや紅葉の頃にも来てみたい所です。


大垈山 へ
【大垈山 へ】

大垈山の山頂は、狭いながら西側が僅かに開けて富士山が見えます。雲がかかっているし逆光気味ですが、今日初めて富士山の姿全体が見えたので嬉しい。富士山眺めつつ、コーヒータイムにしました。


大垈山
【大垈山】

富士山
【富士山】

落ち葉道
【落ち葉道】

さっきの宮地山分岐へ戻り、右のセーメーバンへ向かいます。

アカマツやらアセビやらモミ?ツガ?やら、こちらも色々な木々の道で、やがて落ち葉いっぱいの道になりました。尾根もちょっと狭くなったり、広くなったり。

ひたすら真っ直ぐ緩やかな道を下って行きました。

気付けば、セーメーバンに着いたようです。陰陽師安倍晴明にまつわる伝説のある山だそうですが、道標があるので山頂と分かりましたが、道標がなければ知らずに通り過ぎてしまいそうです。

三角点はありますが、周りには常緑樹もけっこうあるので展望はありません。

セーメーバン
【セーメーバン】

セーメーバンの先は短い急下りだったので、反対側から登って来た場合は山頂と納得できそうです。
その先は明るい落ち葉道が続き、送電鉄塔からは滝子山〜ハマイバ丸の稜線がよく見渡せていました。


落ち葉道
【落ち葉道】

滝子山〜ハマイバ丸
【滝子山〜ハマイバ丸】

ずっと落ち葉カサカサ道が続きます。所々膝下まで潜ってしまう所もあって、楽しい道です。

やがて向こうに次の山が見えてきました。
あれが高ノ丸でしょう。


高ノ丸へ
【高ノ丸へ】
赤い祠の山ノ神
【赤い祠の山ノ神を振り返る】

針葉樹も増えて、緑の道を進んで行くと、何やら曰くありげな小さな赤い祠の山ノ神がありました。

すぐ先がサクラ沢峠で、道標が立っています。

サクラ沢峠から僅かに登り返して高ノ丸に着きました。ここも木々に囲まれた落ち葉いっぱいの山頂ですが、三角点もありました。

この先、立て続けに送電鉄塔が現れます。

高ノ丸
【高ノ丸】
トズラ峠
【トズラ峠】

左にチラッと百蔵山・扇山を見たり、右下に小さな石仏を見たりして、トズラ峠に下り立ちました。車が3台停まっていますが、登山者の車という雰囲気ではありません。岩殿山への道標に従って林道向かいの山へ進みました。


ちょっと痩せた露岩混じりの道を登って行くと、オレンジのチョッキを着た年配男性が向こうを見つめ、じっと待機している気配。私に気付くと小さな声で「鹿を狙って4,5人入っているから気をつけて歩いて下さい。」と言われました。さっきの車に納得。今日初めて出会った人です。私もつられてそっと進んで行きました。

鹿の気配もハンターの気配もなく進んで行くと、富士山景勝地に来ました。すっかり曇ってしまい富士山はぼんやりしか見えませんでしたが、ここからの眺めは素晴らしい! 

菊花山の奥に秋山山稜、道志の山々が見え、右端は三ツ峠山、本社ヶ丸あたりまで一望。

目の前の素晴らしい三角形は花咲山でしょうか。 富士山・高川山・花咲山と端正な姿が並んでいて、ここは晴れた日にまた来たいと思いました。


富士山景勝地から
【花咲山と高川山と富士山】
権現山〜百蔵山・扇山
【権現山〜百蔵山・扇山】

この先にまた送電鉄塔があり、そこからは権現山、百蔵山、扇山がよく見えていました。

次の下りがとんでもない急坂。巡視路特有の黒プラスチック階段があるのですが、すっかり埋もれてしまい滑りやすいザラザラ土の急斜面。今日一番の難所で慎重にソロソロと下って行きました。

滑りやすい急下り
【送電鉄塔の先は滑りやすい急下り】

短いながら怖い急下りが終わって、やれやれほっと一息。次の笹平にも三角点がありましたが、周辺はヤブや潅木や笹竹に覆われていて、現在展望はありませんでした。更に下って行くと、稚児落としの手前に鹿ハンターさんがもう一人いました。今日出会ったのはこの方たち二人だけで、とても静かな山域でした。


稚児落とし
【稚児落とし】

稚児落としは昨年春に望さんオフ会で来た所です。あの日も曇って残念でしたが、今日も似た雰囲気。展望のいい所なので、ここもまた来たいと思います。

あとは大月駅まで行けばいいだけ。絶壁を見下ろして最後の休憩にしました。



長年の宿題だった宮地山・セーメーバンへようやく行くことができました。冬枯れの季節なので東西南北の周辺の山々がよく見渡せ、誰にも会わず落ち葉の静かな山歩きを楽しめました。宮地山への登り以外はほぼ緩やかな尾根歩きだったので、次回は緑のきれいな季節に逆コースで歩いてみたいと思います。



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