今年は早春の花が早く、鉄五郎新道のイワウチワも咲いているようです。
カタクリやミツバツツジも少しは咲き始めたかなと期待して出かけました。
2009.4.4 (土) | 鳩ノ巣駅 | → | 越沢 バットレス | → | 金毘羅 神社 | → | 大塚山 | → | 富士峰 | → | 綾広ノ滝 | → | 鍋割山 | → | 大楢峠 | → | 寸庭 分岐 | → | 古里駅 |
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うす晴れ のちうす曇り | 08:22着 08:30発 | 09:35 09:40 | 10:05 10:15 | 11:45 12:40 | 12:55 13:05 | 14:25 14:35 | 15:15 15:25 | 16:00 | 16:55 | 17:35着 17:53発 |
うす曇りながらも青梅線はけっこう賑わって、古里駅でも多くの登山者が降りました。みなさんも鉄五郎新道かなと思いつつ、今回は3年前に下ることが出来なかった越沢から登りたいので鳩ノ巣駅で下車。御岳山裏参道へ進み、越沢ガーデンキャンプ場へ下ります。以前はなかった「ホタルの里」のフェンスの横を抜けて沢に下り立ちました。ここからは小さな渓谷に沿って、せせらぎの小路が整備されていてます。 |
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優しい沢音を聞きながら、可愛い木橋をいくつか渡って進んで行きます。緑滴る若葉の頃なら苔も瑞々しく、素晴らしい癒しの小路です。 |
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清らかな流れの傍らには、緑のコチャルメルソウがあちこちに咲いています。赤い葯がとれて、大人の雰囲気になったハナネコノメも少し咲いていました。 |
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バットレスが近づくと、滝見コース案内板がありました。3年前に引き返した垂直岩に通じているのかなと、ちょっと寄り道していくことにします。急な階段を幾つか登って行くと、「白布の滝」への指導標。すぐ下に見えた滝には消えそうな文字で「仙人の滝」と札がかかっています。その奥は「馬の背」で、更に鎖場が続いていました。あの垂直岩はもっと上のようなので、ここから先はまた次回のお楽しみ。今日はバットレスの右側から登りたいので、さっきの案内板まで引き返しました。 |
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前方に越沢バットレスが見えて来て、男性二人が取り付いています。しばし見上げてため息。 |
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バンガローの裏から、けもの道コースに入って行きました。急な鎖場がありましたが、足場はしっかりしているので面白い。その先も鎖やロープに従ってトラバース気味に進むと鉄五郎新道に出ました。 |
【けもの道コース クサリ場】 |
尾根を少し戻ると、バットレスの真上に出ます。下で見上げた二人は今どの辺かなと覗いてみたけれど、姿は見えませんでした。 |
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金毘羅神社まで行ってご挨拶。周辺のヒカゲツツジが、淡いクリーム色の花を咲かせ始めていました。 |
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さてイワウチワはどうでしょう。すぐの群生地へ向かうと、咲いてる咲いてる。可憐な花がいっぱい咲き乱れています。咲き始めのイワウチワはもっと濃い色をしているようですが、今は少し色褪せたかなという感じ。でも、まだまだ十分きれいで、急な斜面いっぱいに広がって群生していました。 |
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イワウチワの群生地を後にして、更に登って行くと、足元に小さく可憐なスミレが咲いていました。 |
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すぐ上はちょっとした露岩帯になります。前回来たのは4月中旬で、この周辺はミツバツツジが満開。大岩はピンクに囲まれてきれいだったので、そろそろ咲き始めているかなと期待していましたが一つも咲いていません。それどころか蕾も見られず、「・・・本当にこの場所・・・?」という雰囲気。今年のミツバツツジはイマイチかなと思いました。 |
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次のイワウチワ群落が見えてきました。両側に点々と群生し、足元にも咲いているので楽しい登りです。この辺りのイワウチワは、色がまだ鮮やか。蕾も多いので、しばらくは楽しめそうです。 |
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上部の群生地を過ぎるとヤブのジグザグ急登になり、広沢山の山頂に出ました。山名札がなければ気付かないくらいの山頂で、その後緩やかな上下で大塚山へ向かいます。 |
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アンテナ塔の横を抜けて大塚山山頂に着きました。やはり今日は賑やかです。 |
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そろそろ出発と歩き始めたら、横のテーブルから「さんぽさん・・・?」とためらいがちな声が聞こえました。一瞬、『さんぽさんって・・・私のこと? えっ、どうして知ってるの?』と振り返れば、なんと!palletさんとゆきさんでした。びっくり!奇遇。嬉しい! 尾瀬ですれ違って以来メル友さんのpalletさん。昨年夏は、室堂へのバスでお二人とご一緒しました。早速ザックを下ろしておしゃべり。今日は同じく鉄五郎新道のイワウチワを見にいらしたそうです。しばし談笑し、記念写真を撮ってからカタクリを見に一緒に富士峰へ向かいました。 |
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日当たりのいい斜面は一部咲いていましたが、まだ少し。二分咲きといったところでしょうか。日陰斜面は葉ばかり。上の東屋付近へ行ってみるといくらか多いようでした。 |
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いや~びっくり。偶然のバッタリはなかなか無いこと。お会いできて、よかったよかったと思いながら歩き出しました。さて次はロックガーデンへ行ってみます。この時期、あの沢沿いの道には何か咲いているかも知れません。それにまだ綾広ノ滝というのを見たことがないので、今回はロックガーデン経由で鍋割山へ抜けようと思います。 |
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ヤマエンゴサク、アズマイチゲなども僅かに見ながら緩やかに上って行きます。高岩山分岐を過ぎ休憩舎から先は初めて。 |
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短い急登で登山ルートに合流し芥場峠へ向かいました。時々下山してくる人とすれ違います。 |
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緩やかな上下で、鍋割山に着きました。山頂の木々がいくらか伐採されたようで、明るくなっています。以前よりいい雰囲気になっていて、コーヒータイム。 |
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鍋割山から城山方面は破線で記されていますが、道ははっきりついていました。以前はボサボサ植林で、杉たちの『何とかして~』という声が聞こえそうな林でしたが、今回は素晴らしくすっきりきれい。 |
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が、だんだん以前と違う道のように思えて来ました。前回は植林が多い印象でしたが、今回は自然林が多く気持ちのいい道です。 |
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途中から尾根を外れて山腹を下ります。ここは明るい広葉樹林のままで、道ははっきりしていました。下の裏参道に下り立てば、すぐに大楢峠です。さて、城山はどうしよう。『植林の登り返しがあるはずだなあ・・・ポツポツ雨も降って来た。イワウチワらしい葉のあった岩場はかなり下だった気がするので花はもう終わりかも知れない。』すっかり弱気になって、今日はもう下ることにしました。ここからは植林の中の裏参道。人気ルートですが、ちょっと遅いのでもう誰もいません。途中にはハナネコノメやニリンソウ、色の濃いタチツボスミレが咲いていました。 |
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寸庭分岐の東屋まで来ると、パラパラの雨はいつの間にか止んでいます。日も長くなってまだ明るいので帰りは鳩ノ巣駅ではなく古里駅に下りてみたくなりました。まだ正規の鉄五郎新道の登り口を知らないので、ちょっと偵察。 |
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よく踏まれた登山道を下って行くと「ホタルの生息地」の看板があり、鉄パイプの橋がありました。 |
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左に緩やかな多摩川の流れを見つつ進み、二つの小さな滝の間を通って車道に出ました。すぐ左の赤い寸庭橋を渡ると立派な公衆トイレがあり民家の花々を見ながら古里駅へ向かいました。 |
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鉄五郎新道下部のイワウチワはやや色褪せてきた頃のようですが、まだまだきれいでした。上部のイワウチワは色も濃く、蕾も多かったのでまだしばらく楽しめそうです。大塚山で、palletさんとゆきさんにお会いしたのは本当にびっくり、楽しい思い出になりました。綾広ノ滝は初めて見ましたが、観光ルートのわりに雰囲気のいい道だったので、緑のきれいな季節はこちらの道を通るようにしたいと思いました。 |