梅雨後半のこの時期、北八ツの雨池や双子池へ行ってみたいと思いました。
北横岳から蓼科山、天気が良ければ八子ヶ峰まで足を延ばそうと思います。
2008.7.12 (土) | 山頂駅 | → | 大石川林道 | → | 雨池 | → | 山頂駅 | → | 北横岳 ヒュッテ | → | 北横岳 | → | 大岳分岐 | → | 天狗の露地 | → | 双子池 ヒュッテ |
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晴れたり 曇ったり | 11:30着 11:35発 | 12:10 | 12:25 12:45 | 13:45 13:50 | 14:40 | 14:50 15:05 | 15:45 | 16:25 16:30 | 17:00 泊 |
急に暑くなったので交通機関で一気に山の上に行くほうがいいなと、軟弱者の発想で北八ツへ出かけることにしました。北横岳から北へはまだ行った事がありません。昔、静かな池の印象があった雨池へも行きたいので麦草峠から行こうと思いましたが、午前のバスが運行されるのは連休からのようです。来週の天気はどうなるか分からないので、ロープウエイ利用で雨池峠から行く事にしました。 |
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雨池峠から岩ゴロゴロの道を緩やかに下ります。岩陰には花の終わったイワカガミが見え隠れしていました。 |
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大石川林道は未舗装の道なので気分よく歩けます。熊笹と白樺林の雰囲気のいい林道を進んで行くと、カーブの先に雨池への道標がありました。左の原生林を下りて行きます。 |
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昔は池の水際をぐるっと歩いた記憶がありますが、この時期は満々と水を湛えて、まさに原生林に抱かれた小さな湖のよう。隣の白駒池は、旗を持ったガイドさんがツアー客を引き連れてボートが浮かぶ池になってしまいました。せめて雨池はいつまでもこのままでいてほしいと思いながら、水際の岩に腰掛け半分だけの昼食タイムにしました。 |
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誰もいない池と森には、かすかなシラビソの匂いが漂い 【雨池】 |
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さて出発。小鳥の声を聞きながら、さっきの雨池峠に戻りました。北横岳へは三ツ岳経由でも行けますが、三ツ岳は行ったことがあるし時間がかかるので今日はロープウエイ駅へ戻ることにします。青空になって北横岳の山頂も見えてきて、縞枯山荘の前にはクロユリが一本だけ咲いていました。 |
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ロープウエイ駅の上に飛行船のような暗い雲。 |
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坪庭のイワカガミはもう咲き終わっていましたが、登山口から樹林帯を登って行くとまだきれいに咲いていました。 |
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ここからは道も緩やかになり、苔むした岩のあちこちに白い花をぶら下げたオサバグサが咲いていました。この花も可憐な花ですが、小さくて私のカメラではいつもボケてしまいます。 |
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ヒュッテから短い急登で、北横岳南峰に着きました。振り返れば、雲が多いながらも赤岳や阿弥陀岳、権現岳などがよく見えています。八ヶ岳を眺めながら、残り半分の昼食タイム。 |
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尾根伝いにしばし樹林の中の下りで小さな鎖場もありますが、コイワカガミが点々と現れて初めは楽しい道でした。が、だんだん大きな岩になって、けっこう段差が大きい。確かに緩やかではあるけれど・・・岩と岩の隙間がポッカリ大きな穴を開けて、なんて歩きにくいんでしょう。山の本などでは、山小屋到着は基本的に3時まで。遅くなっても5時を過ぎるのはマナー違反というのを読んだことがあるので気が急く。 |
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途中左下にぽっかり小さな池が見えました。山に囲まれ、地図で見れば亀甲池のようです。 |
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地図には岩石帯と書かれているけど、歩幅に合った岩を選びながら歩けばいいからと甘く考えていました。 |
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上にいた雲もどこかへ行って西日が暑い。大分進んで、見晴らしのいい小さな岩峰に出ました。そろそろかなと前方を見れば、けっこう歩いたつもりなのに大岳はまだ遠い・・・・北横岳を振り返り見れば意外と近く、ここは半分くらいなの・・・ |
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岩々の道は楽しいはずなのに、ちょっと焦りようやく大岳分岐に着きました。ここで一旦ザックを下ろし山頂へ行こうかと思いましたが、やはり時間がない。山頂からの眺めは北横岳とさっきの岩峰からの眺めを足したような感じでしょうか。ピークハンターではないし行ってもすぐ戻るだけの山頂ではつまらないので、またザックを担ぎ直し大岳の山頂はパスすることにしました。 |
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あとは下るだけ、そのうち樹林帯の普通の下りになるかと思いきや、相変わらず大岩の下りで、苔むして滑りやすい箇所もあります。登りならつま先をかけて上がれても、下りは足が届かず両手で支えながら足を下ろすような箇所もありました。 |
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でも岩陰にはまだ可愛いイワカガミが沢山咲いていて、時間を気にしつつも写真を撮りながら下って行きました。傾斜が緩めばマシな道になるかと思いましたが、相変わらず岩が広がっています。ペンキ印を頼りに進んで行きました。 |
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ようやく下に双子池と小屋が見えてきました。 |
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4:57 着いた着いた! よかったよかった! |
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予備にパンを持ってきているけれど、「今から二食付きでも大丈夫ですか、もし間に合わなければ朝食だけでもいいんですけど。」と聞くと、「あの下りは大変だったろう。大丈夫だよ。じゃあ、食事付きね。」と親切な親父さん。小屋到着には私より遅い人もいたので、ちょっとほっとしました。やはり大岳経由で下ってきた人でした。「こんなにひどい道だとは知らずに来ました。」と言ってました。ほんとですね。 |
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雄池は澄んだ水に木々を映してシーンと静か。石に腰掛け、池の水面に見入っていました。 |
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ちょっと離れた雌池は西日が差して明るい。小鳥がさえずり、こちらも静かな池です。右手にはテント場があり、女性二人連れが行き来していました。 |
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夕食は5:45からで宿泊者は二人連れ二組と単独男性と私だけ。それぞれ個室で和室6畳を一人でゆったり使えます。枕カバーも洗濯されていて、山小屋にしては布団類はきれいに感じました。 |