滝子山

たきごやま(1590m)


滝子山は、初狩駅の先、右手に大きな山容を見せている大菩薩連嶺の南端の山です。
寂ショウ尾根はまだ登った事がないので、今回はこの南の尾根から登ってみました。


2005.12.10(土) 笹子駅_寂ショウ尾根
入口
_林道横断_滝子山_檜平_植林へ_水場_林道_初狩駅
快晴 08:00着
 08:00発
08:3509:0511:25
12:20
13:00
13:15
13:4514:0014:2515:00着
15:08発



中央線、笹子駅で下車。この駅は近くにいい山が多いけれど難点は国道歩き。ダンプや大型トラックが多く、しかも速い。そばをビュンビュン走るので、余り歩きたくない通りです。

駅前の国道を右へ進み、吉久保のバス停で左折。 JRのガード下をくぐって右へ行けば稲村神社に突き当たります。ここには大きな案内版があり、左へまっすぐ。道なりに山へ向かい、橋で中央高速を渡ると右下に桜森林公園が見えて来ます。


寂ショウ尾根へ
【寂ショウ尾根は右へ】

車道を更にしばらく行くと寂ショウ苑の看板が見えて来て、ここで右の道へ入ります。

カーブの先にひっそりと建つ寂ショウ苑があり、左の小さな竹林に寂ショウ尾根の登り口がありました。


ちょっと薄暗い植林のジグザグ急登ですが、やがて左側が雑木林になり、送電鉄塔の先で林道に出ました。林道を二人連れがこちらへ向かって歩いて来ます。向かいの登山口は正面右手にあり、小さな道標がありました。
ここからはずっと自然林で、落ち葉がいっぱいの明るい道です。急坂のジグザグを幾つか折り返しながら進み、尾根に上がりました。ここでしばし休憩。林道から来たご夫婦が、挨拶しながら通り過ぎて行きました。

この寂ショウ尾根は、まさしく”尾根道”といった感じで、やや狭めの尾根がまっすぐ上へ延びています。
木々の間からは、目指す滝子山の稜線が見え、上空は抜けるような青空で気持ちいい。


寂ショウ尾根
【気持ちのいい落ち葉の寂ショウ尾根】

ほぼ一定の傾斜が続き、落ち葉をカサカサ踏みながら爽快に登って行くと雪が出てきました。まだ12月初め、南面なので雪はないと思っていましたが、先週末に降った雪が解けずに残っていました。確かに今週は寒い日が続いています。


岩場
【岩場が始まる】

やがて尾根が狭まり岩が出て来ました。ここからが寂ショウ尾根の岩場のようです。
足場はいっぱいあるので楽しい岩場ですが、すぐ終わってしまいました。「えっ! これだけ?」と思ったのもつかの間、次はロープの掛かった岩場でだんだん急になってきました。

北側の下りになると雪も残り、狭い岩や段差のある下りも出てきて、楽しんでばかりもいられません。慎重に下り、また登ります。

岩場が一段落し振り返ると、本社ヶ丸と三ッ峠の向こうに富士山がすっきり姿を見せてくれました。冬なので太陽が低く、この時間でも もう霞み気味ですがまだきれいです。

富士山
【岩場の上からの富士山】
山頂へ
【明るい雪道を山頂へ】

岩場が過ぎると、道は左寄りにゆるやかになり、浜立山からの尾根に上がります。
ここから右へ、うっすらと雪の残る道を何度か上下しながら登り、滝子山の西の肩に出ました。


明るい木立を抜けた先では北側が大きく開け、大谷ヶ丸〜ハマイバ丸〜白谷丸〜黒岳、そして大峠の右に雁ヶ腹摺山がすっきり見えています。来年はどの辺を歩こうかな。
左奥に見えているのは奥秩父の金峰山〜国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳。

大谷ヶ丸〜黒岳方面
【大谷ヶ丸〜黒岳  右は雁ヶ腹摺山】

すぐ先が標柱の立つ滝子山 山頂です。
向こうに、丹沢方面もきれいに見えています。

狭い山頂で、2、3人いましたが、すぐ出発して行きました。まもなく、入れ替わりにまた向こうから2人到着しました。


滝子山
滝子山  山頂
富士山
【滝子山からの富士山】

山頂から見える富士山は、もう逆光気味になっていました。強風で雲やら雪煙やらが東に流され、いかにも冬の富士山で寒そうです。

山頂は狭く風も冷たいのでお昼はまた西に戻り、木立の中で食べる事にします。葉のない木々でも風が和らぎ、木漏れ日の下は少し暖かい。


さて、お昼。冬は温かい汁ものがいいので、今日は煮込みうどんです。半熟卵、野菜、キノコ類。  
が、なんと! 肝心なうどんがない!  なんという事でしょう。今回は、箸もつゆの素も忘れなかったのに・・・  
とうとう主食まで忘れるようになってしまったかと、しばしボー然。  こんなことは想定外。
でも ”そうそう、今日はアレを持ってきたんだった” と思い出し、ザックをガサゴソ
あった!あった!  よかった〜    かくして、今日のお昼は、 
野菜スープと  ど・ら・や・き  フォー〜〜〜!!           ・・・・・・・・・・・・・



さて、帰りは初狩駅へ向かいます。
山頂に戻ると、また別の3、4人が昼食中でした。疎らながらも、次々来てやはり人気の山です。もう一度景色を眺めて、出発。東に進み鎮西ヶ池への下りを左に見送って、三角点のある東峰を過ぎると、急坂が始まります。でもロープの下りはすぐ終わり、ブナやミズナラの気持ちのいい道になりました。

やがて旧道と新道の分岐です。今は男坂、女坂と呼ばれ道標が立っていました。新道(女坂)は南の急斜面を大きくジグザグに降りて、あとはまっすぐ山腹を行く道だったと思います。私は旧道の方が好きなので、そのまま尾根伝いに下りました。やや急ですが、均等な傾斜の下りで、所々大木もあって明るい道です。

下りた平坦地は檜平で、気持ちのいい休憩ポイント。
名前は「檜平」でも広葉樹林で明るく、小さな丸太ベンチがあります。南面がやや開け、ここも富士山の眺めがいい所ですが、すっかり逆光になっていました。

誰もいないのでゆっくりコーヒータイム。
柔らかな日差しが暖かい。
15分程すると男性が一人下りて来たので、席を譲り出発しました。


檜平
【南面の暖かな檜平】
自然林
【落ち葉と雪の明るい自然林】

この先にも雪は残り、乾燥した落ち葉と乾いた雪のまだら道が続きます。
左を歩くと、カサッ カサッ カサッ 
右を歩くと、ザクザク キュキュ

カサッ カサッ   キュキュ  
カサッ カサッ   キュキュ
ゆるやかで楽しい日溜まり道です。

前方に道標が見えて来ました。
ここで尾根から外れ、左へ下りて行きます。

左へ
【尾根を離れ、左へ】
水場
【水場は左へ  初狩駅は右へ】

あとはもうずっと植林帯で、ジグザグ道を2度過ぎて水場分岐に出ました。
このルート唯一の公設(?)ベンチがあります。水場は左へちょっと行った所にありますが、今回はパス。


この先は沢沿いの道ですが、あまり風情のある沢道ではありません。淡々と下り、右の尾根が低くなってくると、この道もそろそろ終わり。小さな沢を渡って、左岸へ移れば林道です。

あとは道標に従って右へ折れ、藤沢子神社の横を通ればまっすぐ南へ向かうだけ。中央道をくぐった先の笹子川の上は左右が大きく広がり、山々や日差しいっぱいの田畑が見渡せます。 振り返れば滝子山も大きく、あそこから下りて来たんだなあと、しみじみ思える開放感のあるところです。左へ行き、国道を渡れば初狩駅もまもなくです。



うっすら雪の残る滝子山は人も少なめでしたが、誰もいないかなと思った寂ショウ尾根には2組いて、人気のルートのようでした。上のほうの岩場は急ですが足場は多く、広葉樹林で楽しい道なので、また葉のきれいな頃に来たいなあと思いました。



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