御前山



奥多摩三山の中でも御前山は、普段は比較的静かな山ですが、
カタクリの咲く4月中旬から下旬は、大変な賑わいになるようです。


2004.4.17(土) 奥多摩湖_サス沢山_惣岳山_御前山_小河内峠_月夜見山_風張峠_都民の森
うす晴れ 08:05着
 08:10発
09:15
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小河内ダム
【小河内ダム】

奥多摩駅7:50発のバスはいっぱいでしたが、増発が出る程ではなく奥多摩湖で降りたのは7,8人いたでしょうか。皆さんもカタクリ目当ての御前山のようです。

小河内ダムを渡ると、逆光の中に桜や萌黄色の山肌が見えてきます。
新緑の”山笑う5月”も好きですが、淡い色彩の山がほほ笑むようなこの頃も大好きです。

御前山は登山口から自然林なのがうれしい。


登り始めて間もなくロープの急坂になりますが、芽吹きの木々の間を爽やかな風が通り抜けるので苦になりません。一旦上に出て、植林と雑木の間の坂道を登りきればサス沢山です。西側が少し開け奥多摩湖が見下ろせるので、ザックを下ろして休憩。今日は一応晴れていますが、春霞で遠くは見えません。


奥多摩湖
【サス沢山から見下ろす奥多摩湖】

この先は道もゆるやかになり、やがて自然林になるとカタクリの花がポツポツ見え始めてきました。

蕾は少なく、殆どが咲いている状態なので今が見頃のはずですが、全体に少ない感じです。

でもやさしいピンクのうつむき加減は、はかなげでなんとも愛らしい。


カタクリの花
【カタクリの花】
バイケイソウ
【バイケイソウも鮮やか】

この先の広い斜面も、カタクリよりバイケイソウの葉が目立ちます。
明るい春の光を受け若さいっぱいに葉を広げようとしているようで、周りの林の中にもみずみずしい緑が広がっていました。

残念なことに、私はまだバイケイソウの花を見た事がありません。高山植物のコバイケイソウのような花を咲かせるのでしょうか。
夏の奥多摩や丹沢は、暑さ寒さに弱い軟弱人間には苦しそうで、なかなか行けないのです。


急坂を上がって惣岳山に着きました。西側斜面にもカタクリの花が咲いています。今の時間、まだそれほど混んでなくて7,8人いたでしょうか。丸太ベンチに腰掛けて休憩。後ろで年配の方が「カタクリの花は昔はもっといっぱい咲いていた。盗掘が多くて随分少なくなってしまった。」と嘆いていました。
カタクリは、惣岳山から御前山へ向かう道の両側にも雑木林の中にもあちこちに咲いていました。

御前山に着きました。既に沢山の人がいますが、この後まだまだ増えることでしょう。

私はいつもの西端で昼食。今日は富士山も見えず、これから行く三頭山方面も春霞でうっすらです。


御前山
御前山
惣岳山
【人いっぱいの惣岳山】

昼食後、今来た道を戻り惣岳山へ向かいましたが、着いた山頂は朝とは違い大混雑でした。今度は素通りして、小河内峠方面へ下ります。


こちらの西向きの斜面にもカタクリが沢山咲いています。柵で保護され、所々に注意書きが立っていました。この道はマイカー利用の人以外はあまり通らないので空いています。


カタクリ斜面
【カタクリ斜面】

カタクリの花は7年もかかって・・・
【カタクリの花は7年もかかって・・・】

ソーヤの丸デッコと呼ばれる露岩の高みからは展望が開けるのですが、今日は春霞で残念です。


ソーヤの丸デッコ
【ソーヤの丸デッコから三頭山方面】
小河内峠への道
【小河内峠への道】

小河内峠までは自然林が多く、防火帯の広い所やヤセて狭い所もあって楽しい道です。


小河内峠にはベンチがあり、奥多摩湖が見下ろせるので、しばし休憩。小河内峠からは所々小さなコブの巻き道を通りますが、このあたりになると芽吹きも始まって淡い萌黄色がきれいでした。


小河内峠
【小河内峠】

芽吹き
【芽吹き】

ゆるく下って上り、月夜見峠の駐車場に出ました。満車でマイクロバスも一台停まっていました。車道を右に進み、突き当たりのカーブ手前左に登り口があります。ちょっと分かり難いのですが、古い木の道標がポツンと立っていて、踏み跡ははっきりしています。


月夜見山
【月夜見山】

わずかな登りで月夜見山に着きました。山頂は南面に杉林がありベンチはちょっと暗い感じがしますが、奥多摩湖方面に向かって明るい雑木の道が続いています。

誰も来ない雑木林の道に腰を下ろして休憩。
一昨年初めてこの山に来た時は、若い頃に想像していた”ロマンチックな月夜見山”と、イメージが違っていてちょっとがっかりしました。昔の三頭山周辺は「奥多摩の秘境」だったように思います。


さて、そろそろ帰る時間です。下りてしばらくすると途中2度ほど車道に出ますが、歩く距離は短く、右側を歩いていればその都度入口に道標が立っているのでわかりやすいです。

午後の光の中、誰も来ない落ち葉道を進み、下に駐車場が見えて来ると風張峠。山のふるさと村方面にも道が分岐していましたが、あまり歩かれている様子はありませんでした。風張峠の先は、また静かな尾根道です。


途中から「都民の森」になりますが、地図上で森林館への近道に見える道は植林のジグザグ急降下でけっこう長く感じます。尾根伝いの鞘口峠経由でバス停へ向かいましたが、こちらの方が分かりやすく歩きやすいでした。


風張峠
【風張峠】

カタクリの花で有名な御前山は、この時期やはり大変な人出でした。可憐な花なので人気があるのも仕方ありません。月夜見山までの道は、一部車道に出るのが難点ですが、静かでヤセ尾根や防火帯など変化があって好きな雰囲気のルートでした。



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