1999年~2003年の山行



1999年
 5/1高尾山~陣馬山記念すべき、登山再開第一回目の山行。
ようやく自分の時間が持てるようになった喜び、稲荷山コースの登山口でのワクワクした気持ちは今でもはっきり覚えている。次男のお下がりスクールザック、ダイエーで購入した1680円の特価トレッキングシューズ、綿100%のTシャツ。どこまで歩けるか自信がなく、高尾山までの予定だったが、約30年ぶりの登山道が嬉しくて嬉しくて奥高尾まで進み、調子に乗って陣馬山まで歩いてしまった。和田峠への急な階段下りで膝が痛くなり、長い車道を時々後ろ向きになりながら、バス停まで半泣きで下った。


 5/8大岳山・馬頭刈山御岳山までケーブル。これも懐かしい。知らずに来たが、その日は御岳神社の祭りの日で大行列。30年ぶりの大岳山山頂は木々が茂り、すっかり狭くなっていた。帰りも懐かしい馬頭刈尾根を下る。殆ど覚えていなかったが、軍道バス停の位置が変わったのか、周辺の雰囲気が記憶と違っていた。


 5/30大 山蓑毛からヤビツ峠への道も懐かしかった。ヤビツ峠から大山へ。山頂は人が多くてびっくり。帰りは見晴台経由でケーブル利用。おみやげ参道も楽しかった。


 7/10台ノ岳・三ノ塔石井スポーツでゴア登山靴、山ザック、山ズボン、ダクロンTシャツ、ゴア雨具など、最新の登山グッズを一式購入して気合十分。夏山に向けて靴慣らし。蒸れない登山靴にビックリ感動。蓑毛から三ノ塔ピストンで、初めての台ノ岳には東屋や展望台があり、富士山の眺めも良かった。若い頃の表尾根は霞んでいた記憶だったので、三ノ塔の展望のよさに感動。


 8/1-3蝶ヶ岳1日:登山再開後、最初の北アルプスは蝶ヶ岳。さわやか信州号なる夜行直行バスを知り、便利な時代に感無量。降りた上高地は清々しい快晴。懐かしい崇高な穂高に感動。『日地の山地図』の代表ルート、徳沢コースを予定していたが今は廃道になっていた。長塀尾根から登り、蝶ヶ岳ヒュッテ泊。

2日:大滝山と蝶槍の間をゆっくり行ったり来たり。蝶ヶ岳から大滝山は花も多く、とっても静か。大滝山から眺める長塀尾根越しの穂高連峰も素晴らしく、蝶槍からは終日穂高~槍ヶ岳の展望を堪能した。蝶ヶ岳ヒュッテ連泊。

3日:また長塀尾根を下って上高地へ下山。3日間の素晴らしい快晴は10年間ご苦労様という神様からの贈り物。離婚当時三歳だった3番目の子供も中学生になり、子供達だけで数日の留守番も頼めるようになった。私もようやく自分の時間を持てるようになった夏休みは、感謝と感動の蝶ヶ岳。


 9/11入笠山マツムシソウが見たくて来た。富士見駅から沢入までタクシー相乗り。八ヶ岳が相変わらず素晴らしかった。マツムシソウが沢山咲いていて嬉しいが、大河原湿原は思いのほか花が少なかった。ゴンドラで下り山麓駅から富士見駅まで歩いている途中、地元老人の車に拾われて富士見駅まで乗せてもらえた。


 9/25明神、明星ヶ岳道了尊からの登りはススキがきれいだったが、天気がいいので暑く、9月でも山登りには猛暑だった。富士山は霞んでいたが、明星ヶ岳への稜線は快適で楽しかった。


10/9大岳山前回と同じくケーブル利用。帰りは鋸尾根。昔はズルズルと滑り易く、えぐれたような道が続いた記憶だったが、ずいぶん歩き易くなっていた。最後の神社の急階段は昔と変わらず、恐いけど懐かしい。


11/6高川山中央沿線の山は登った事がなかった。高川山は駅から近く、展望がいいと聞いたので行ってみた。往きの電車で席が隣だったakiさんと話が合い、案内して下さった。数年後、パソコンを買って初めてのメル友さんになっていただいた。私の写真添付メールをレポ風にレイアウトして下さり、感動。HPを作ってみようかなと思うきっかけとなる。


11/21扇山富士山はきれいだったが車道と植林が多く、帰りの四方津駅まで長い長い車道歩きで参った。この山は一度でいいと思った。


11/28高畑山・倉岳山こちらは自然林で静か。高畑山からは富士山も見えたが、倉岳山からの眺めはイマイチだった。現在は逆で、高畑山は木々が高くなり富士山が見え難くなったが、倉岳山は一部伐採されて富士山もきれいに見えるようになった。


12/11(生藤山)・陣馬山鎌沢から登り、尾根に出た所から見た富士山や沿線の景色が素晴らしかった。生藤山の山頂分岐に気付かず、北側を巻いてしまった。陣馬山に着いたのは2時半過ぎ。3時に下山開始し、夕陽に照らされながらの一ノ尾根の下りは楽しかった。藤野駅まで歩いたらホームから煌々と冴えた月が見え、夜になっていたことにびっくりした。


2000年
 1/29石老山植林が多かったけど、富士山はすっきりきれい。大明神展望台から見る城山周辺の稜線が素晴らしかった。


 2/23三ノ塔朝は快晴だったが昼から小雪が舞いだした。誰もいない下りで、足音が聞こえるので振り返ると誰もいない。また聞こえてきたので振り返ると、やはり誰もいない。ちょっと不気味で不思議な体験。


 3/18金時山山頂からの富士山はきれいだったが、あちこち泥濘ドロドロ。長尾山への道はアイスバン。


 4/1棒ノ折山奥茶屋からの登りは植林で急登。地図タイムの1:50は緩すぎるタイムで、地図の所要時間にムラがあることを知る。山頂は広く、展望もいい。黒山から岩茸石山までは自然林でいい感じ。


 4/22陣馬山・景信山一ノ尾根登山口は桜がきれい。陣馬山までも所々ミツバツツジが咲いていた。


 4/29六ツ石山カタクリ目当ての御前山の予定だったが、青梅線の中はあちこちで「カタクリ」会話が飛び交う。境橋で下車するも、大行列に恐れをなして六ツ石山に変更。ハンノキ尾根は静かな防火帯でいい感じ。山頂からチラッと見える南アルプスに感動。帰りは奥多摩駅まで歩いた。


 5/4畦ヶ丸曇りだが所々ミツバツツジが咲いている。シロヤシオは見かけなかった。今思えば、まだ時期が早かったようだ。畦ヶ丸から大滝峠上への下りはスズタケが迫る狭いヤブ道。尾根から外れる辺りは、芽吹きと山桜とミツバツツジでとってもきれい。東海自然歩道のわりに道は荒れていて、危なそうな桟橋がけっこうあった。


 5/5大岳山鋸尾根からの登りは変化に富んで面白い。新緑とミツバツツジがきれいだった。


 5/20塔ノ岳・鍋割山懐かしい大倉尾根からの登りは階段ばかりになっていてびっくり。花立のズルズル赤土斜面も階段状になって歩きやすくなっていたが、全体に階段が多くなって大変だった。曇りで展望はなかったが、霧の鍋割山稜はいい感じ。後沢乗越への下りはミツバツツジがいっぱいだった。


 6/4塔ノ岳晴れたので、また塔ノ岳へ行く。表尾根からの登りで、木ノ又小屋から塔ノ岳まではミツバツツジがきれい。大倉尾根の階段下りが辛く、途中から一段毎の両足揃えで下りたので時間がかかった。


 6/10十文字峠初めてのバスツアー。前を見ればザックと人の頭、振り返れば人の顔に困惑。前後左右、全身全霊で山を感じていたい場合、やはりひとり歩きが一番と痛感。小雨の中の石楠花はとてもきれいで、毛木平は可愛いベニバナイチヤクソウがいっぱいだったが、バスツアーは一度でいいかな。


 7/9大菩薩峠上日川峠まで相乗りタクシー。新緑がきれいだったが、稜線から丸川峠にかけて羽虫が多く閉口。晴れていたが富士山も南アルプスも霞んで残念。


 7/28
 ~30
燕岳・常念小屋28日:あずさ1号松本乗り換え穂高駅から相乗りタクシーで中房温泉へ。合戦尾根の登り始めは雨で、途中から曇り。燕山荘泊。

29日:朝は晴天で燕岳から北燕岳はコマクサが群生して素晴らしい。大天井岳あたりでガスになり、霧雨のなか常念小屋にたどり着き、常念小屋泊。

30日:更年期障害なのか、燕山荘でも常念小屋でも全く眠れず、常念岳の岩ゴロゴロ登りは頭モウロウで足が宇宙遊泳のようになり、登頂断念。下りは元気で、一ノ沢は新緑がきれいだった。相乗りタクシーで豊科駅へ。


 8/10
 ~12
天狗岳・縞枯山10日:松原湖駅から稲子湯へのバスがあり憧れのしらびそ小屋泊。梯子で上がる屋根裏部屋は狭いけど、とてもいい感じ。みどり池が見える窓側に布団一人。

11日:夜明けの天狗岳は荘厳。夏沢峠から天狗岳を経て、ニュウへ。苔むすシラビソ林はまさに北八ツ。素晴らしい展望としっとり原生林は以前のままだが、神秘の湖だった白駒池はすっかり様変わり。旗を持って案内するバスガイドとツアー客にびっくり、愕然。静かだった湖にはボートまで浮かび、悲しすぎ。高見石小屋泊。

12日:丸山・麦草峠から茶臼山・縞枯山を経てロープウエイで下山。


 9/30御前山奥多摩湖バス停からサス沢山経由。山頂は平坦で通過してしまいそうな地味な山頂の記憶だったが、相変わらず樹林に囲まれた静かな山だった。下りの湯久保尾根は植林でヤブ多く、途中で雨に降られバス待ちは長く、あまりいい印象はない。


10/14西穂独標さわやか信州号の夜行日帰りセットは割安。上高地からピストンしたが、快晴だったので下山するのが勿体なかった。素晴らしい天気と展望なのに、小屋泊まりに変更した場合のキャンセルバス代を惜しんで西穂山頂まで行かなかった事を下山してからもしばらく後悔していた。


10/28御岳山・大塚山丹三郎尾根は上部が自然林でいい感じ。御岳ビジターセンターから大楢峠までは黄葉がきれい。


11/5三ツ峠バスで三ツ峠登山口まで上がったので楽に山頂に立てた。快晴で、富士山もすっきりきれいだったが、この年は雪が遅く、まだ夏の姿だった。府戸尾根は快適な下り。


11/11三ツドッケヨコスズ尾根は遅めの紅葉がきれい。三ツドッケへは、スズタケを掻き分け泳ぐように進まなければならず閉口。狭い山頂は単独男性がザックを広げ、手足も広げて岩にもたれ独占。途中から一緒になった人に誘われ、ハナド岩へ。こちらの方が展望がよく、下に見える日原の谷沿いの紅葉が燃えるようにきれいだった。


11/18川苔山山頂の紅葉は終わりだったが中腹はきれい。凄い人出で川苔山の人気を思い知らされる。大ダワへの下りは露岩混じりの急斜面だが、前方の見晴らしはいい。大ダワから下は植林ばかり。


12/16三ノ塔蓑毛からヤビツ峠経由で登る。富士山は山頂に雲がかかり、雪は少ない。曇天・強風で寒く、また蓑毛へ下山した。


2001年
 1/6大 山初詣兼登り初めは蓑毛から下社経由で44444快晴の大山へ。富士山がすっきりきれいだった。帰りは日向薬師へ。


 1/21高尾山・景信山前日の雪で高尾山から景信山まで初めてのスノーハイク。雪道の楽しさを知る。


 2/3北横岳ロープウエイ日帰りで雪の八ヶ岳を見に行く。冬の北八ツは凄い強風だが、山の雪景色は素晴らしく、人も多いので安心。


 2/10大 山蓑毛から下社経由で雪の大山へ。富士山はもう霞んでいた。帰路は雪道をヤビツ峠まで下り、蓑毛バス停へ。


 2/17鍋割山後沢乗越から雪深くなる。朝は晴れていたがだんだん雲が増え、鍋割山稜はガスだったが雪が深く面白い。塔ノ岳はガスの中だったのでパス。大倉尾根は人がいっぱいで下部はドロドロだった。もう両足揃えにせずとも、段々道は下山できた。


 3/20日ノ出山梅のきれいな梅園から日の出山へ。帰りは静かな金毘羅尾根を下る。下のほうは大掛かりな伐採が始まっていた。


 4/14湯坂路千条の滝から浅間山へ。鷹巣山をピストンして、緩やかな湯坂路を下る。小さな花が多く、萌黄色の木々に山桜も咲いて、とてものどかな春の散歩道。


 4/28浅間尾根大岳山の眺めがいい浅間嶺は淡い緑がいっぱい。一本だけあった白樺(多分)が、とても印象的。


 5/4曲岳・太刀岡山知人の車で行った曲岳は狭い山頂、その先の枡形山は展望がよかった。太刀岡山はミツバツツジが咲き残る小さな山だった。


 5/6ハナド岩連休最終日だが晴れているので、静かなハナド岩をピストン。ヨコスズ尾根のミズナラの芽吹きがきれいで気持ちいい。


 5/12三頭山仲の平バス停から林道を行き過ぎ、登山口に気づかずヘンな所から踏み跡をたどる。途中からヤブ漕ぎが続き、尾根に出てほっとする。西原峠・槇寄山から見る富士山きれい。若い頃憧れだった深山の三頭山は凄い人出で、「都民の森」なるものの存在を知る。昔の東京の秘境・檜原村は賑やかな行楽地になっていた。


 5/20蕎麦粒山お気に入りのヨコスズ尾根から蕎麦粒山へ。日向沢ノ峰への防火帯は新緑いっぱいとてもいい気持ち。踊平から獅子口小屋跡へ崩れやすい急下り。沢にはニリンソウが沢山咲いていた。


 5/26
 ~27
涸沢残雪の穂高を目の前で見ようと涸沢の雪渓を登る。大昔、穂高岳へ登った時の道とは違う気がしたが、この時期は冬ルートになるという事を後で知った。雪渓の登りは急傾斜でアイゼンはすぐ雪団子になる。この頃はスノープレートの存在を知らず、涸沢ヒュッテで同宿者から教えて頂く。夜中は暴風雨。翌朝はガスで、そそくさと下山。


 6/3檜洞丸憧れの檜洞丸へ、ツツジ新道から犬越路へ。若い頃の丹沢は遭難が多く、西丹沢は秘境だった。この年はツツジの当たり年。ミツバツツジとシロヤシオが咲き競い、山は紅白の歓喜に溢れ、あちこちで歓声。青空に富士山も見え、ピンクと白が輝く初めての檜洞丸は強烈な印象。帰路の犬越路までも次々と花が咲き、岩場も面白く、素晴らしい山に感動した。


 7/21唐松岳夜行アルプス号(ムーンライト信州号という名前はまだなかった気がする)利用の日帰り登山。さほど急登でもないのに、木陰のない登りは暑くてバテた。八方尾根は人が多い。朝は晴れていたが唐松岳山頂は雲が多く、展望イマイチ。ピストンで下山。のんびりしていたが、よく考えたらここは日本海に近い。松本から最終あずさ号に何とか間に合った。


 8/1
 ~4
双六岳~雲ノ平1日:憧れの雲ノ平。夜行バスさわやか信州号で新穂高温泉へ。青空は嬉しいが、朝日の当たる小池新道は暑くて参った。雪渓で雪団子を作り、首やおでこを冷やしながら小池新道を登り、双六小屋泊。

2日:快晴。双六岳から見た槍ヶ岳と笠ヶ岳の稜線が素晴らしく、どちらもいつか歩きたいと思う。三俣蓮華岳から下り、急登の鷲羽岳・ワリモ岳を越えて雲ノ平へ。夕食後アルプス庭園へ行き、ベンチから見た水晶岳はオレンジ色の夕陽に照らされ、あまりの素晴らしさに感動。薄暗くなるまで去り難く、浮かんだ月に照らされ白く浮かび上がった木道を、ちょっと心細くなりながら雲ノ平山荘へ戻った。

3日:黒部源流経由で戻り、双六岳は花の多い巻き道を行き鏡平へ。夜は満月で、槍や穂高の稜線が黒く浮かび、稜線の小屋の灯りも見えて幻想的。しかし鏡池の逆さ槍は、往きも帰りも雲が多く残念。鏡平山荘泊

4日:小池新道を下って新穂高温泉バス停前の無料村営浴場で汗を流す。


 9/23大山素晴らしい快晴で、富士山に早くも雪が降ってピカピカだったのだけ覚えているが、それ以外は全く記憶にない。手帳には蓑毛、ヤビツ峠、大山、蓑毛越となっているが・・・


10/14鷹ノ巣山初めての鷹ノ巣山は急登の稲村岩尾根から。両側はスズタケで展望なく、長い登りにフラフラになって着いた山頂で、一気に開けた素晴らしい展望は強烈な印象。帰路は榧ノ木尾根で、ここも静かな自然林ですっかり気に入ってしまう。


10/27大室山大室山~加入道山ルート1回目。大室山の山頂は朽ちたベンチがあり、どこか寂しげな風情。ブナ林の木道や稜線は静かでとてもいい気持ち。この周回ルートもお気に入りになった。


11/17御坂黒岳天下茶屋までバス。稜線はすっかり落葉していたが、下は紅葉もきれいだった。黒岳展望台からは富士山や河口湖が見えた。メモでは新道峠から下山したらしいが、ここも記憶うっすら。


11/23明神ヶ岳・金時山宮城野から登り、快晴の下ずっと富士山を眺めながら明神ヶ岳へ向かう。展望のいい明神ヶ岳から矢倉沢峠へは笹原の気持ちのいい稜線かと思っていたが、歩いてみると矢倉沢峠手前はハコネダケのトンネルで、潜るような場所もあって期待はずれ。終日天気が良かったので、金時山は午後の時間でも大賑わいだった。


12/23高尾山・城山稲荷山コースから城山へ行き、帰りは相模湖駅に下りた。快晴、富士山くっきりとしか記憶にない。


2002年
 1/13御岳山・日ノ出山大楢峠から御岳山へ初詣登山。帰りは日ノ出山から二俣尾駅へ下りたが植林が多かった。奥多摩フリー切符がなくなり残念。


 2/23北横岳スノーハイクは、またもや簡単な北横岳。この日はさほど強風ではなく、北アルプスもよく見えて満足。


 3/24三ノ塔表尾根から塔ノ岳へ行く予定だったが、曇ってきたので烏尾山から下山。途中で小雪が舞ってきて寒かった。新茅山荘から歩いた戸沢林道は広葉樹も多いようで、芽吹きもちらほらあって萌黄色がきれいだった。西山林道より雰囲気はいい。


 3/30塔ノ岳三ノ塔尾根から表尾根へ。登山口が分からずゴルフ場の横から踏み跡をたどって登った植林はシャガがいっぱい咲いていた。林道に飛び出して道標に気づく。三ノ塔へ行く道としてこの尾根は静かで割と気に入ったが、登るたびにキツク感じて来る。


 4/14御前山サス沢山を過ぎると、カタクリが咲いていた。惣岳山から御前山は、人いっぱい。惣岳山から月夜見山へ向かう斜面も、きれいに咲いていた。風張峠から森林館への道で、途中から下った近道は植林のジグザグが多い。歩く長さは鞘口峠経由の方が短いくらいではないかと思った。


 4/20生藤山・笹尾根生藤山の桜はすっかり終わり葉桜になっていた。笹尾根は植林と雑木が左右交代で現れ、薄曇りだが緑が瑞々しい。笛吹峠の先、笹ヶタワ峰手前から下山。カラマツ林の青緑の新緑がきれいだった。


 4/28
 ~29
丹沢主脈縦走28日:塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳、焼山の人気ルート。大倉尾根から登り、建て替え前のランプの小屋、みやま山荘泊。

29日:快晴で富士山が素晴らしい。丹沢山~蛭ヶ岳の稜線は素晴らしい展望、地蔵平手前は野鳥がいっぱい。姫次のカラマツ、焼山のシラカバが新緑できれいだった。


 5/3鷹ノ巣山峰谷からの車道は長かったが、浅間尾根は静かな自然林で気に入った。山頂はすごい人だった。水根沢谷へは植林の急下り。水根沢林道は静かだが、植林の割合が多く、思ったほど新緑を味わえなかった。


 5/5三ノ塔三ノ塔尾根から登り、書策(カイサク)新道を下る。カイサク新道は小さな滝(白竜ノ滝)や沢があり新緑もきれいだったので、紅葉の頃もよさそう。戸沢林道は植林が少ないので新緑も楽しめるが、やはりちょっと長すぎ・・・


 5/19檜洞丸去年のミツバツツジやシロヤシオがきれいだったので、楽しみにしてまた来た。しかしちょっと早かったのか、ツツジ類は少なめで残念だった。


 5/25畦ヶ丸ツツジ類は花芽が少なく花もちらほら。モロクボ沢頭からバン木ノ頭は笹がいっぱい。ヘビが2回横切る。バン木ノ頭から水晶沢ノ頭の間は更に笹が高く茂り、もぐってヤブ漕ぎ状態。この尾根は静かで緑もきれいだが、この笹薮には閉口。水晶沢ノ頭は顔に纏いつく羽虫も多かった。檜洞丸の山開きでバスは臨時便多し。


 6/1
 ~2
雲取山・飛竜山1日:懐かしい秩父からの雲取山。小田急線、横浜線、八高線、西武線、秩父鉄道、バス、ロープウエイと乗り換えの時刻調べが大変だった。パソコンで検索できる今とは雲泥の差。登山口に着いてほっとする。開放的な石尾根とは対照的に、鬱蒼とした奥秩父の趣きのあるこの登山道も大好き。霧の中、しっとりとしたシラビソのいい匂いがする。雲取山荘泊。

2日:翌日は快晴。狼平は広い草原、三ツ山付近はコイワカガミが咲いていた。北天のタルを過ぎると、シャクナゲが多くなる。飛竜山山頂は樹林の中だが、下の禿岩は西面180度の素晴らしい展望。この先、前飛竜まではシャクナゲが丁度見頃でとてもきれいだった。熊倉山からサオラ峠もミズナラ林で新緑がきれいだった。このルートはまた歩きたい。(この後、ロープウエイは廃止になる)


 7/20乾徳山快晴で富士山がきれい。若い頃に来た時は国師ヶ原に小さな小屋があったと記憶していたが、今はなかった。山頂直下のクサリ場が懐かしい。扇平から道満尾根へ向かう斜面は草いきれで暑かった。


 8/1
 ~3
霞沢岳1日:憧れの霞沢岳。ここからの奥穂~前穂の吊り尾根を見るのを楽しみにしていた。夜行バスで上高地へ。徳本峠にザックを置いて大滝槍見台までピストン。猿の軍団(約20匹)が目の前を横切り、止まってこちらを注視。ビックリしてしばしお見合い状態だったが、私はチラッと見て俯きチラッと見て俯きを繰り返したら無害な人間と判断されたのか、軍団のまま走り去って行った。ずっと樹林帯でほとんど展望なし。徳本峠小屋泊。

2日:朝は晴れていて花を見ながら登るも、霞沢岳の山頂に着く頃はガスって展望なし。ガックリしつつ徳本峠小屋に戻り、連泊。

3日:若い頃に歩いた古道を下り、新島々へ下山の予定だったが、快晴になり急遽変更。眺望リベンジで、再度霞沢岳ピストンへ。花も多く、やっぱり高山は晴れているのが一番。徳本峠小屋は連泊すると小屋名入りのTシャツをくれる。ランプの小屋で寝場所は屋根裏だが、とても雰囲気のいい山小屋だった。


 8/15
 ~16
北岳15日:夏の強烈日差しに、草すべりの急登では何度も立ち止まった。小太郎尾根分岐で、雨が降り出す。肩ノ小屋で休憩するも雨は止まず、風強い。予定を変更して肩ノ小屋泊。

16日:快晴。富士山も北アルプスもくっきりきれい。農鳥岳まで縦走の予定で間ノ岳へ向かうが、雲が広がり風強く、台風が接近。無理せず北岳山荘から八本歯のコルへ進み、大樺沢へ下る。北岳のトラバース道は百花繚乱で、色とりどりで素晴らしかった。


 9/21大菩薩峠うす晴れで、富士山は上部のみすっきり。雷岩直下の急登は暑かった。石丸峠で休憩中、反対側の小金沢連嶺から来た単独男性と話をしているうちに、高川山をご一緒したakiさんと分かり(お顔をすっかり忘れていた・・・ごめんなさい)、懐かしいやらびっくりするやら。帰りは一緒に下山し、話も弾んで楽しい帰路だった。


10/5滝子山すみ沢の上部、カラマツ林は上からぶら下がっている小さい毛虫のような尺取虫が多くて閉口。この時期は多いのか。


10/12
 ~13
五竜岳12日:遠見尾根の紅葉を期待して行ったが、上部はちょっと遅かった。西遠見からはダケカンバがいい感じ。夜景で、大町あたりの花火大会(?)が見える。打ち上げられた花火の球が、小さく浮かんでは消えてゆく。山の上から見る音の届かない花火は、そこに住む人々のいろいろな人生が垣間見えるようで、何やら物悲しい。五竜山荘泊。

13日:快晴。五竜岳から見る立山・剱岳が素晴らしい。遠見尾根はアップダウンも多いが、静かで紅葉もきれい。とっても気に入ったので、人の多そうな八方尾根経由をやめて帰りも遠見尾根を下る。


10/27三頭山ドラムカン橋を渡ってから登る植林北面の登山道は細長いゲジゲジ虫(後年、ヤスデと知る)があちこちいっぱい地を這っている。岩混じりの急登だが、手の置き場に困る。気持ち悪くて早く尾根に出たいと思ったが、イヨ山からヌカザス山にもいた。ヌカザスを過ぎてやっといなくなり、ほっとした。紅葉はイマイチで、良くない印象だけが残った。


11/2檜洞丸前回気に入った石棚山稜ルートで登る。上の方は紅葉も終わりだが、ツツジ新道の展望園地周辺は色とりどりの紅葉がきれいだった。


11/4滝子山1ヶ月前は紅葉がまだだったので再度来た。今回は逆ルートの初狩駅から歩く。桧平までの尾根は、紅葉しない落葉樹だった。山頂まで新道(女坂)を行ったが滑りやすいジグザグだったので、旧道(男坂)の方がいい感じ。すみ沢は紅葉がきれいだった。


11/10大室山加入道山から大室山への周回ルート。紅葉には遅かったが、結構人もいた。寒かった。


11/30大山三峰山煤ヶ谷周辺は紅葉。アップダウンの楽しい山だったが、帰りのトンネル「山神ずい道」は中央に光が届かず真っ暗で不気味。大山三峰山は気に入ったが、このトンネルはもう二度と通りたくない。ナニか、いる・・・


12/15塔ノ岳・鍋割山大倉尾根は花立から雪。富士山、南アルプスがきれい。鍋割山から下はドロドロ、泥濘が多かった。西山林道は何度歩いても長い。


2003年
 1/2大山初詣登山。蓑毛から下社経由で、朝は小雪だったが快晴になり、山頂には霧氷もあってきれいだった。


 1/12鷹ノ巣山浅間尾根は明るい自然林で雪多し。奥多摩駅までの石尾根は雪深く、楽しく気持ちよかった。


 1/25塔ノ岳雪の三ノ塔尾根は山頂直下の急登に難儀。表尾根・大倉尾根の周回ルートで回った。素晴らしい快晴で三ノ塔からは神津島まで見えて感激。展望良く、よく歩いて充実した一日だった。


 2/15御前山サス沢山から所々雪があり、惣岳山から雪道。雪の残る御前山は人も少なく日陰で何やら淋しい。晴れていたが、富士山は霞んでいた。


 3/23檜洞丸ツツジ新道ピストン。展望園地からアイゼン。山頂付近は霧氷がきれいで感動。樹間から見る蛭ヶ岳も凛々しく素晴らしい。


 4/12矢平山立野峠から新大地へ歩いた。土曜日だったが小雨が降りそうな曇りだったので、山中一度も人に会わない静かな山行だった。雑木が多いので、新緑の頃にまた歩きたいと思った。


 4/19川苔山竜王橋付近はミツバツツジがきれい、足毛岩手前はカラマツ林だが新緑はまだ。山頂はすごい人。真名井沢ノ頭にはあの手彫りの山名札が掛かっていたが、数年後行った時にはなくなっていて、ショック。赤久奈山の手前、山頂近くまで車道が上がってきていて、憮然。


 4/27九鬼山猿橋駅から神楽山はヤマツツジがいっぱい。御前山から見る倉岳山~九鬼山の展望は素晴らしく、馬立山直下の短い岩稜も、急登だが面白い。九鬼山からも富士山の眺めが素晴らしい。殆どが自然林で新緑が輝き、花も多いのですっかり気に入り、帰りはまた同じ道を歩いて猿橋駅まで戻った。


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