乙女高原




今日は食うかい隊長・cyu2さん・望さんと4人で、cyu2さん念願の花を探しに乙女高原へ。
よく整備された色とりどりの秋の花が咲き乱れる草原を、おしゃべりしつつ楽しく歩いてきました。


2018.9.9 (日)  焼山峠乙女高原ヨモギの頭乙女高原焼山峠=====恵林寺
晴れたり曇ったり


電車組の私たちは、塩山駅で食うかいさんの車に拾って頂き、焼山峠からスタートしました。
皆さんで、あれだっけこれだっけと花の名前を思い出しながらの、脳内活性化の林道ウォーキング。


ゲンノショウコ

ノコンギク

ツリフネソウ

ハナイカリ

林道や湿地帯を抜けると一気に空が広がり、防鹿フェンスから乙女高原の広い草原に入りました。


【今日のメンバー】
乙女高原
【乙女高原】


アキカラマツ

ノハラアザミ

オトコエシ

オミナエシ

青空の下、花いっぱいの草原はいい気持ちです。

乙女高原
【草原の奥にグリーンロッジ】

【青空に咲くハンゴンソウ】

ロープで保護された遊歩道は何度か交差し、花々を眺めながら楽しい散策路を進みました。

乙女高原
【花の遊歩道】

【熱心に撮影】


タムラソウ

シラヤマギク

タチフウロ

ハバヤマボクチ

マツムシソウは、エレガントな姿なのにワレモコウやススキが似合う大好きな花です。

マツムシソウ
【マツムシソウ (拡大)】

【マツムシソウ (拡大)】

乙女高原を奥まで進むと展望台がありました。ベンチも設置されているので、早速ランチタイム。
雲に隠れていた富士山ですが、望さんの願いが叶って姿が現れ、皆さんで「お~! 富士山だ!」

乙女高原
【乙女高原 展望台】

【 「望と富士山」 】

ところで、ここでのランチ時。男性がリードも付けずに大型犬2頭を連れてやって来ました。犬はお腹が空いているのか、私たちのお弁当に足を掛けても男性は止めません。食品の入っている容器をひっくり返し、私たちが迷惑そうにしてもさほど悪びれた様子もなく、私は呆れて『何をか言わんや・・・』。

食うかいさんがリードを付けるよう手伝っていましたが、一番の問題は花畑にペットを入れること。新田次郎「霧の子孫たち」の本で、霧ヶ峰の花を守るために高原に放置された排泄物を回収していた人の話を読みましたが、下界で栄養たっぷりに飼育されているペットの排泄物も高原の土壌を変化させ、栄養のない地質を好む高原の花を連鎖的に衰退させてしまうようです。下界にある我が家近くの山野草園にも「ペット立入禁止」の札がありましたが、ペットを連れて山野へ入る人には野生動物へのウイルス感染だけでなく、植物への影響も知っていただきたいと思いました。



カワラナデシコ

シオガマギク

ゴマナ

ヤマハギ

食後、展望台のすぐ横のピークに上がってみると「ヨモギの頭」。木々に囲まれ展望はなしです。
帰りはちょっとコースを変えたり、湿地帯の遊歩道にも寄り道したりしながら下りました。

ヨモギの頭
【ヨモギの頭 1725m】

【木道】


トリカブト

ツリガネニンジン

フシグロセンノウ

白花ツリフネソウ

今日のお目当ては、cyu2さんが熱いまなざしで見つけた念願の花。
何年か前、私もこの花にも会いたくて入笠山へ行きましたが、大好きな花なので私も嬉しいです♪


【白み始めた夜明けの星空 (拡大)】
アケボノソウ
【アケボノソウ (拡大)】

・・・・・・・・・・  恵林寺へ  ・・・・・・・・・・


cyu2さんや私はいつもバスなので、乾徳山の帰りも素通りしてしまう恵林寺。
今日は電車まで時間があるので、食うかいさんが持ち前の気遣いで案内して下さるとのこと。
武田信玄の菩提寺で、本堂や墓所、方丈庭園やうぐいす廊下など見て回りました。

乾徳山恵林寺
【乾徳山恵林寺】

【風林火山】

京都にもある、うぐいす廊下。日本人の繊細な感覚とアイデアと技術に感心します。

方丈庭園
【方丈庭園】

【うぐいす廊下】

シャインマスカット
【シャインマスカット即売!】

帰り道。
恵林寺から出て皆さんと参道を歩いていましたが、ふと見るとシャインマスカットの鉢!しかも即売!

思わずそちらへ吸い寄せられ、誰にも言わずにフラフラと寄ってしまいました。

その頃、「sanpoさんがいない」となっていたそうで、今日は単独じゃないのに、最後の最後で皆さんにご心配をかけてしまいました。すみません。


乙女高原は思いのほか花が多く、緩やかな散策路が交差する楽しい草原でした。大好きなマツムシソウや7年ぶりのアケボノソウにも会え、気になっていた恵林寺にも寄れて、ご迷惑をかけながらも皆さんと楽しい晩夏の一日を過ごすことができました。


------皆さんの乙女高原レポはこちらから------

★ cyu2さん  :「カラダよろこぶろぐ」
★ 望さん    :「望の富士山」




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