梅ノ木尾根

うめのきおね


忘年山行の季節になり、今年は大山の梅ノ木尾根を歩くことにしました。
天気はイマイチでしたが、好奇心旺盛な皆さんのお陰で楽しい一日となりました。


2015.12.6
(日)
 日向薬師
BS
日向薬師
駐車場
浄発願寺
分岐
大沢
分岐
778mランチ
タイム
893m989m
付近
不動尻
分岐
見晴台下社
ケーブル駅
うす晴れ
のち曇り
 08:40着
 08:40発
09:1010:40
10:50
11:5012:05
12:15
12:40
13:25
13:5514:45
14:50
15:15
15:20
16:00
16:10
16:30着
16:40発



今年はpalletさん、ゆきさん、昨年都合のつかなかったはなねこさん、アイさん、そして私の5人での忘年山行。伊勢原駅で待ち合わせ、8:15発のバスに乗って、終点で下車です。

今日は直前で予報が変わり、雲の広がりそうな天気。梅ノ木尾根は好きなルートなのでいつも候補に上げていたものの、花(タネ)が多い訳ではなく、展望もわずか。紅葉の終わったこの時期、曇り空の梅ノ木尾根では特に見るべきものもないので、今日は皆さんに楽しんでいただけるかと心配しつつ、日向薬師へ向かいました。が、道端の水仙を愛で、正面の仁王門へ進んで行くと・・・


いつもは『お邪魔しま〜す』と言って素通りする金剛力士前。ここで早くもゆきさんの好奇心がムクムク。
腰がくびれて肋骨下のお団子が珍しいとか、おへそもヘンとか、皆さんであ〜でもない、こ〜でもない。
こんなところに話題のタネがあったのかと、私は内心ホッとして嬉しくなりました。(笑)


仁王門
【仁王門】

金剛力士像
【金剛力士像】

たまねぎ石
【たまねぎ石】

いつもは『朝の境内は清々しいなあ〜』と、ぼんやり歩く参道。

ここにはアイさんが詳しい「たまねぎ石」があり、「隣の鐘ヶ嶽には、もっとはっきりしたたまねぎ石が沢山あった。」そうで、ここでも幾つかあるたまねぎ石を、皆さんで品定め。

日向薬師の本堂は珍しい茅葺屋根ですが、今は平成の大修理中で完成は平成28年9月30日とのこと。建物に関心のあるpalletさん、ちょっと残念でしたけど、またいつか来て下さいね。

日向薬師「平成の大修理」
【「平成の大修理」】

薬師堂の左にはベンチやトイレがあり、身支度。その先、駐車場の奥が梅ノ木尾根入口です。
このあたりはちょうど紅葉がきれいで、すぐ上の小さな梅林からは大山が望めました。


梅ノ木尾根入口
【駐車場の奥に梅ノ木尾根入口】

梅林から見る大山
【梅林から見る大山】

今は弱いながらも日差しがあるので、モミジの紅葉がきれい。
山腹の水平道は常緑樹が多いけど、ところどころの黄葉もきれいです。


紅葉
【紅葉】

黄葉
【黄葉】

尾根に乗った所が日向山分岐の十字路で、直進は弁天の森キャンプ場。

ここから左へ、浄発願寺奥の院まで伸びている尾根が梅ノ木尾根のようです。


日向山分岐
【日向山分岐の十字路】

この尾根は南側が植林なので、ちょっと暗い雰囲気ですが、
北側には所々に黄葉紅葉した木々もあって、見上げつつ進んで行きました。


梅ノ木尾根
【常緑樹の多い梅ノ木尾根】

カエデ
【見上げるカエデ】

大岩の横
【大岩の横のロープ急登】

しばらくは植林の尾根を我慢しつつ進みます。
途中にある大きな岩は、横をロープ急登。


もうすぐだと思っていた浄発願寺奥の院の分岐。「次の小ピークを越えたらベンチがあるので、
そこで休憩です。」と言って、何度ガッカリさせたことでしょう。ごめんなさいね。
アップダウン何度目かに、ようやくベンチ休憩。はなねこさん手作りの美味しい干し柿をいただきました。


浄発願寺奥の院 分岐
【浄発願寺奥の院 分岐ベンチ】

干し柿
【美味しい干し柿】

更に尾根を進んで行くと、足元に赤い実。後日ゆきさんたちが調べて、ウラジロノキと判明したそうです。
色々なことに関心を持ち、あれこれ詳しいメンバーさんたちなので、話題に事欠かず頼もしい。
この辺りから先は11月上旬頃に紅葉しますが、今は名残の黄葉が少し彩りを添えていました。


ウラジロノキ 赤い実
【ウラジロノキ 赤い実】

梅ノ木尾根
【梅ノ木尾根 名残り紅葉】

標高が上がると木の葉も落ちて、木々の向こうに江の島が見えてきました。青空だったらなあ〜・・・


海が見える
【海が見える】

江の島
【江の島】

やがて赤ポールに「二ノ沢の頭」と記された小ピーク。以前は小さな山名札がありましたが、今はなくなっていました。ここから北へ向きが変わります。


二ノ沢の頭
【二ノ沢の頭】

植林の尾根を進んで行くと、今度ははなねこさんさんが何やら見っけ。足元にあったのは、センブリの種。こんな小さな植物をよく見つけられるなあ〜と、私は感心しきり。 皆さんで撮影会です。


植林の尾根
【植林で、何やら見っけ?】

センブリの種
【センブリの種】

この先は一部ヤセ尾根。渋い色彩なので、赤ザックさんにモデルになっていただきました。
トゲトゲツルが飛び出したザレたトラバースもあるので、要注意です。


ヤセ尾根
【一部にヤセ尾根】

棘やザレ
【棘やザレに注意】

大沢分岐
【大沢分岐】

次に上がった小ピークが大沢分岐。
左が大山、右が鐘ヶ岳方面です。

研究熱心なアイさんに、「大沢って、どこのことですか」と聞かれ、元来大雑把な私は、「この下の大きな沢っていう意味じゃないかな。」といい加減な返事。

後日、地理院地図で調べたら下流に「大沢」という地名があり、またまた勉強になりました。ごめんね。


大沢分岐から一旦急下りし、登り返した所が778m点です。
手作り道標が幾つかありますが、ここは南の尾根に引かれやすいピークなので要注意。
ここで休憩と思っていたのに説明していたらコロッと忘れ、思い出した下のヘンな所で休憩にしました。


778m点へ
【778m点へ急登】

778m点
【778m点】

この先からは、右手に大山三峰山が見えてきます。三峰山といってもピークが三つ以上ある山で、あちらも楽しいコースです。


大山三峰山
【大山三峰山】

778m点からは、一旦急下り。   そして、また急登です。


778mから急下り
【778m点から急下り】

急登
【また急登】

ランチタイム
【ランチタイム】

が、気づけば、なんと!12時を過ぎています。
遠方から来ている方もいるので、次の小さなピークでランチタイムにしました。

皆さん、色々作ってきて下さって、今回も素晴らしく豪華なランチとなりました。ごちそうさま〜♪

さて、おなかいっぱいになって、もう登りたくないけど、あと2回の短い急登が待っています。

しかも落ち葉ズルズルの急斜面。両手足を使わないと登れない所もあって、血糖値も上がる暇なし。

ズルズル落ち葉の急登
【最後はズルズル落ち葉の急登】
「崩落注意」
【登山道に出て「崩落注意」へ】

そして、ようやく一般ルートに出ました。「いや〜大変でしたね〜」の記念写真を撮って、さて、帰りはどうしましょう。

今日は雲って展望もないので、唐沢峠から下山してもいいかなと思いましたが、皆さん、まだまだ元気。山頂下の不動尻分岐まで行くことにしました。

途中の草地で、パスする大山を背景に記念写真。
カメラの安定に苦労していただいた末の1枚です。


【大山は、また今度ね〜】 photo:はなねこさん

次に皆さんが見つけたものは、ツルウメモドキ。あちこちで鈴成りです。
この時期、クリスマスリースにちょうどいいとのことで、皆さんで撮影会。
後日調べると雌雄異株の植物で、鳥たちの冬の貴重な食料になり、甘味と汁気があるそうです。


ツルウメモドキ
【ツルウメモドキ撮影中】

ツルウメモドキ
【ツルウメモドキ 実】

草地の尾根を上がって行くと、989m点周辺のススキ原。ここからは、大山三峰山と、遠くに大菩薩(多分)〜奥多摩方面が見えていました。

雪が降れば陰影も鮮明になり同定しやすいけれど、今はうっすらシルエットのみです。


大山三峰山
【大山三峰山と大菩薩〜奥多摩方面】
不動尻分岐
【長い階段を不動尻分岐へ】

今日は曇りで眺望も期待できないし、ゆっくり打ち上げが出来るよう山頂はパスの予定でしたが、時計を見れば予想以上のゆっくりタイムにビックリ。

急ぎ、不動尻分岐へ向かいました。
(急ぎたくても、この階段、長くてシンドイ!)

不動尻分岐で、雷ノ峰尾根の人気ルートに合流。
下社へ向かう道は見晴らしも良く、大山の南尾根末端にある弘法山方面もよく見えていました。
晴れてないのが、ほんと、残念。

大山の南尾根
【大山〜弘法山の尾根】
見晴台
【見晴台  ケーキはおあずけ】

そして、ようやく見晴台に到着です。
ここでアイさん特製のチーズケーキタイムにしようと楽しみにしていましたが、ケーブルの最終時刻が何時なのか気になるので、「ケーキはおあずけ」写真を撮って下社へ向かいました。

見どころが何もないと思い、よもやケーブルの最終を心配することになろうなどとは思っていなかった・・・幹事として失格ですね。(笑)


急ぎ到着した下社でしたが、なんと、今日まで紅葉ライトアップ期間とのこと。良かった、良かった。
大山ケーブルは10月から開業以来50年ぶりの新しい車体になったそうで、眺望重視のデザインでした。


下社 ライトアップ
【下社 ライトアップ】

大山ケーブルカー
【大山ケーブルカー  新型車体】

バスもライトアップ期間のケーブルに合わせて10分毎に出ていて、間もなく発車。伊勢原駅に着き、今年はビールのあるお店で打ち上げ。翌日はアイさんケーキでコーヒータイムというおまけつきの嬉しい忘年山行でした。



私は通常、五感を澄まして山に浸って歩ければそれで満足という、全く能のない歩き方。なので今日は楽しんでいただけるか心配でしたが、さすが、このメンバー! 仁王像の姿、風化した石、木の実、花の種と、次々見つける才能のある方たちで、お陰さまで私もいろいろ勉強になり、とても楽しい一日となりました。皆さん、ありがとうございました。



------皆さんの梅ノ木尾根レポはこちらから------

★ palletさん   :「そらいろのパレット」
★ ゆきさん    :「ぽつぽつ山レポ、ときどき休み、ところにより道草」
★ はなねこさん :「はなねこ山」




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