大室山・加入道山

おおむろやま(1587m)・かにゅうどうやま(1418m)


丹沢北西の端に位置する大室山と加入道山は、ブナ林に包まれた静かな山です。
犬越路から白石峠へ、気持ちのいい尾根道を樹間から富士山を眺めながら歩いてきました。


2012.12.16
(日)
 西丹沢用木沢
出合
犬越路大室山
西端
大室山笹原
展望地
前大室加入道山白石峠林道西丹沢
快晴  08:30着
 08:35発
08:5510:05
10:10
11:35
11:40
11:45
11:50
12:25
12:50
13:1513:30
13:45
13:5514:5515:30着
15:40発



谷峨駅7:46発の西丹沢行きバスに乗車。自然教室で登山届けを提出して出発です。

用木沢出合の先で青い鉄橋を渡り、沢沿いに進んで行きます。何度も流されてしまう木橋は、数m上流にまた新しく架け直されていました。

用木沢
【用木沢 木橋】
犬越路へ
【犬越路へ】

沢沿いの道から離れ、短い植林を急登すると自然林の急登になります。ここは春も暑いけど、冬も風が当たらないので暑いです。

笹薮の段々になれば、すぐ上が犬越路。
立派な避難小屋とベンチがあって、富士山は見えないけれど箱根方面の見晴らしがいい所です。

犬越路
【犬越路】
富士山
【富士山】

犬越路から次の1168m点までは急登ですが短く、1168m点を過ぎると尾根は緩やかになり、冬枯れの季節には木々に透けて常に富士山が見えるようになります。

木々が途切れる場所では見晴らしも良く、畦ヶ丸や菰釣山の奥に聳える富士山が素晴らしい。

緩急交互に陽だまりの尾根を進んで行きます。

今日は抜けるような快晴なのに、12月とは思えないほど暖かな風が吹き抜けて、『もう冬も終わり?』と錯覚しそうな日和です。

大室山へ
【大室山へ】

笹の勢いが戻ってきたのか、葉が迫って道幅が狭くなったようなところがありました。
振り返れば、姫次から蛭ヶ岳への緩やかな稜線や、檜洞丸がくっきり見えています。


笹の道
【笹の道】

姫次〜蛭ヶ岳〜檜洞丸
【姫次〜蛭ヶ岳〜檜洞丸】

ブナ大木
【ブナ大木】

西丹沢らしいブナ大木を見上げつつ、最後の急登を頑張ります。

大室山山頂の西端に着きました。今日は向こう側の道志の山々もきれいに透けて見えています。

ベンチにザックを置いて、まずは富士山へ。

大室山 西端
【大室山 西端】
富士山   南アルプス
【富士山   南アルプス】

今日は暖かですが、空気は乾燥しているので展望は素晴らしく、富士山はもちろん、南アルプスもくっきりきれいに見えて本当に感動です!


大室山の頂稜はほぼ平坦で、ブナ大木の点在する道を右へ進めば山頂です。
木々に囲まれているので葉の茂る季節は展望もなく、ベンチも朽ちてなくなりました。
でも静かな山頂で、この季節は蛭ヶ岳〜檜洞丸の稜線が透けて見えます。


大室山山頂へ
【大室山山頂へ】

大室山山頂
【大室山山頂】

先ほどの西端ベンチに戻り、ザックを回収。
いつもはここで昼食ですが、今日は暖かなので展望のいい笹原でお昼にしようと思います。


西端ベンチ
【西端ベンチ】
丹沢の木道
【丹沢の木道】

短い急下りで丹沢らしい木道になり、しばし緩やかな道を振り返りつつ進んで行きました。

やがて土止め段々の急下り。ここはドロドロになりやすく、所々泥濘もあるけれど、酷い時はこんなものではないので、今日はまだマシなほうです。

樹間から遠くの山々を見ながら、慎重に下りました。

段々下り
【段々下り】

やがて見晴らしのいい所に出ました。奥秩父の山並みの奥に、八ヶ岳もすっきり見えています。
加入道山の奥は今倉山でしょうか、道志の山も長く伸びていて、菜畑山から東も来年こそは歩きたい。


南アルプス 八ヶ岳 奥秩父
【南アルプス 八ヶ岳 奥秩父】

道志 奥多摩
【道志 奥多摩】

そして正面の富士山もすっきりきれいに見えるようになってきました。
聖岳 赤石岳 悪沢岳 塩見岳 農鳥岳 間ノ岳 北岳 仙丈岳 甲斐駒ケ岳もくっきり!
ここからの眺めが大好きで、空気の透き通る季節は本当に素晴らしいです!

丹沢北西から見る富士山
【愛鷹山塊     富士山     南アルプス】

笹原斜面の登山道の、飛び出した土止め丸太に座り、富士山眺めながらお昼にしました。
冬期のバスは16時台がないので、簡単なお昼です。

正面右手は前大室で、その左奥でちょっと低い山が加入道山です。


加入道山へ
【加入道山へ】
陽だまり道
【陽だまり道】

笹原を下ってヤセた破風口から登り返し、前大室へ向かいます。

今日は本当に暖かな、いいお天気。
明るい日差しいっぱいの陽だまり道は、
なんて気持ちいいんでしょう〜♪

ルンルン気分で、前大室に着きました。
加入道山より少しだけ標高が高く、道志への破線道が北に分岐しています。

前大室
【前大室】
加入道山
【加入道山  南に避難小屋】

緩やかな上下で、加入道山に着きました。
木々に囲まれ展望のない山頂ですが、すぐ下に避難小屋があります。

ベンチもあるので、しばしコーヒータイムにしました。

加入道山から少し下ると道志への分岐があります。この道もいつかいつかと、ずっと思ったまま・・・

道志村 分岐
【道志村 分岐】
白石峠
【白石峠】

更に下って、白石峠。ここからは日陰の急下りです。
泥濘の時期はあまり歩きたくない下りですが、仕方ありません。


土止め丸太で整備された段々道ですが、ぬかるんだ急斜面なので慎重に下ります。
荒れた雰囲気の沢で、名前通りの白石(大理石)ゴロゴロを過ぎれば一段落です。


泥濘の急下り
【泥濘の急下り】

荒れた沢沿い
【荒れた沢沿い】

対岸に移り、山腹から見る「白石の滝」。
木々に隠れて、ちょっと見え難いです。


白石の滝
【白石の滝】
白石沢 木橋
【白石沢 木橋】

あとは折り返しながら下り、何度も木橋を渡りつつ沢沿いに下れば、やがて林道です。暖かな一日に感謝しながらバス停へ向かいました。



静かな大室山〜加入道山は丹沢の中でも好きなルートですが、思い出すのはなぜかいつも冬。なので、つい西丹沢からの周回コースになってしまいます。一度は歩いてみたい道志からの道は北側なので、緑の季節にしようと思いつつ、毎年時期を失していました。来年こそは忘れずに歩きたいと思います。




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